Donald Fagen / The Nightfly (1982) – Larry Carlton
![](https://session-guitarist.net/wp-content/uploads/2021/07/nightfly-1-e1690451163182.jpg)
気難し屋も認めるCarltonのギター!
A1. I. G. Y. (International Geophysical Year) 2. Green Flower Street 3. Ruby Baby 4. Maxine B1. New Frontier 2. The Nightfly 3. The Goodbye Look 4. Walk Between Raindrops
Steely Danのアルバム同様、豪華なミュージシャンを集めて録音されており、Jeff PorcaroのDrumにGadsonを被せたりしていて、凡人の自分には意味がわかりません。オーディオ機器のチェック用に使われることも多い(以前勤務していた会社のテストルームにもCDがありました)ほど、録音にも凝っているとのことで、下世話な話ですが、赤字にならないんでしょうか?両面合わせても38分しかなく、秒あたりの製作単価が極めて高いアルバムですね。緻密で完成された世界です。・・・しかし、完全主義者で天才なんでしょうけど、こういう人が上司だったらちょっと辛いですね。一切のミスも許さない感じで私なんぞいくつ首があっても足りません。(ジャケットの顔も気難しそうで、プレイヤーとマイクがなければ飲み屋で新入社員に説教かましてるオヤジのようです)
<聴きどころ>
LarryはA1以外は全曲参加していて、軽くドライブを利かせたサウンドで流暢なソロやオブリを聞かせてくれます。ピッキングやチョーキングのダイナミクスも鮮やかです。その中でもタイトル曲B2.での複雑で美しいコード進行での音数は多くないながら流れるようなフレーズの連続で気に入っています。(個人的には名高いKid Charlemagneのソロより好きです)Fagenの厳しい視線に怯む事なく、いつも以上の美しい音を出すLarryが素敵です。何回も録り直しさせられているのかもしれないですが。
Emotional度 | ♡♡♡♡ |
Bluesy度 | ♡♡♡♡ |
Mellow度 | ♡♡♡♡♡ |
酒のお供度 | ♡♡♡♡ |
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