Joni Mitchell – The Hissing Of Summer Lawns (1975) – Larry Carlton, Robben Ford

豪華な布陣なのですが、二人のBluesyに歌うプレイを期待するとアテが外れます。

 1. In France They Kiss On Main Street
 2. The Jungle Line
 3. Edith And The Kingpin
 4. Don't Interrupt The Sorrow
 5. Shades Of Scarlet Conquering
 6. The Hissing Of Summer Lawns
 7. The Boho Dance
 8. Harry's House / Centerpiece
 9. Sweet Bird
10. Shadows And Light





Joni Mitchellの'75年の作品です。邦題「夏草の誘い」としてWikiの日本語版にアルバムの概要、収録曲、参加ミュージシャン、評価などの詳細が掲載されていますので詳細はそちらを参照ください。(手抜きではございません、多分・・・)
自分は、前々作のCourt And Spark以降Carltonの参加作恥を中心にを集め始めました。押しなべての印象ですが、BluesやSoulのようにシンプルかつストレートに愛や悲しみなどの感情をを曝け出すというよりは、歌詞も楽曲もヴォーカルも知性と陰影のオブラートにくるんで、聴く者の感性や経験に解釈を委ねるようなところがあるように思え、自分のような単純な人間には少し難解に感じてしまうところがあります。
Steely DanやQuincy Jones、Bob Jamesなどと同様にメガネにかなった人物にしかバックを任せないようで、本作もクルセのメンバーはじめ実力派揃いの豪華な顔ぶれが揃っています。中でも、CarltonとRobbenの二人が参加しているので、大きな期待を持って聴きました。


<ギターの聴きどころ>

前々作でバックを務めたCarltonは3,4,5,9の4曲に、前作でバックを務めたRobbenは1,4,8の3曲に参加しています。
本作の中ではポップな部類に入る1,自身のアコギにのせたヴォーカルのバックでドライブサウンドでのオブリが入り、中間部ではソロも入ります。このギターは1曲のみ参加のJeff Baxterのようです。
プリミティブな印象の2に続いて、3はCarltonのMellowなダブルストップで始まります。ヴォーカルが入った後もお得意のヴァイオリン奏法などのオブリで絡んでいきます。ギター的にはこの盤のベストテイクです。
続く4では、Carltonはヴァイオリン奏法による効果音的なフレーズ、RobbenがドブロによるBluesyなフレーズと対照的なプレイです。
5でのCarltonのプレイもヴァイオリン奏法やハーモニクス奏法によるエフェクト的なプレイで、ストレートに歌うフレーズを求める自分にとっては「もったいない感」があります。
8も効果音で始まります。ヴォーカルが入るとアコギ、エレクトリック双方でRobbenのプレイが入ります。シンプルに、持ち味のBluesyで歌うプレイを期待したのですが、やや散漫な印象を受けました。
中間でBluesyな展開に変わりますが、ここではJoe Sampleの素晴らしいピアノがフューチャーされます。
9でのCarltonのプレイもヴァイオリン奏法主体(数本重ねていると思われます)です。
二人とも(他のプレイヤー同様)厳しいJoniの美意識を実現するため、厳しい要求をクリアした名演だとは思うのですが、期待していたBluesyに歌うプレイとは少し違うように感じました。この手のアレンジやプレイが好きだという人には応えられない名演だと思いますので、あくまで個人の好みなのでしょうね、・・・・・1のソロもCarltonでもRobbenでもなく、とにかく贅沢な使い方です。









Emotional度♡♡♡ 
Bluesy度♡♡
Mellow度♡♡♡♡ 3のCarlron!   
お酒のお供度♡♡♡  

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