Lou Donaldson / Sweet Lou (1974) – Cornell Dupree

またしても聴き分け困難トリオです。Dupreeはどれ?

A1. You're Welcome, Stop On By
 2. Lost Love
 3. Hip Trip
 
 
 
B1. If You Can't Handle It, Give It To Me
 2. Love Eyes
 3. Peepin'
 4. Herman's Mambo
 


 
 
Lou Donaldsonの'74年の作品です。アルト奏者として50年代からBlue Noteより多くのレコードをリリースしており、ビバップからスタートしていますが、60年代からは「コテコテ路線」に変更して行き(90年代ブームになりました。'93年の日本でのライブ、"Coolin ’N' Groovin")にも参加していました)本作もBernerd Purdie(Ds)やWilbur Bascomb(B)がリズムを担当し、女声コーラスも加えるなど、Soul,Funkの要素が盛り込まれています。
本作は、"Coolin ’N' Groovin"で名前を知った後、レコードを探し始め、裏にDupreeの名前を発見、Bobby WomackのA1もカバーしていることから、ブームによって値段が上がっておりました(2500円ぐらい)が、即購入しました。

<ギターの聴きどころ>

ギターはDupreeに加え、Dave Spinozza, Hugh McCrackenと書かれています。うわ、またこの顔ぶれ!(汗)・・・・ArethaMargie Josephのアルバムなどで、二人ともDupreeに寄せたプレイをしているので、どのプレイが誰なのか特定が難しい・・・・
WomackのカバーのA1,イントロのコード、テーマのバックでのリフ、合間の単音オブリ、Dupreeっぽい気もしますが、リズムがあまり揺れていないので違う?ギターもハムでしょうか?
メロウなスロウのA2,コードやオブリが入ります。艶やかな主役のアルトのバックを支える甘いサウンドですが、これもDupreeではないでしょう。
おどろおどろしくスタートし、Funkyに転ずるA3,イントロでシングルノートをはじきます。中間部ではリフが入り、後半部ではシンコペを効かせたカッティングが入ります。これはサウンド的にもDupreeでしょうか?
女声コーラスがSoulっぽいB1(A3もそうですが一時期のBilly Prestonを彷彿とさせます)、この曲ではギターは控えめなバッキングです。ハーモニカはHugh McCrackenではありませんでした。
ムーディーなB2、ここでもギターはコード中心の控えめなプレイです。
GroovyなB3,フィンガーボードの上を滑るような軽いタッチのダブルストップのスライドが聴こえてきます。これはDupreeでしょう!Purdieのドラムもいい感じに盛り上がりますが、ギターのソロはありませんでした。
ラストのB3もGroovyな曲です。バッキングははWahのカッティングですが、誰のプレイか特定できません。エンディング間際で、艶やか、かつ軽やかなフレーズがほんの少しだけ入りますがこれはDupreeでしょう。
ということで、確実だと思われるのはA3,B3,B4のエンディングと思いますがいかがでしょうか?







Emotional度♡♡♡♡
Bluesy度♡♡♡♡ 
Mellow度♡♡♡♡
酒のお供度♡♡♡♡  

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