Quincy Jones / Gula Matari (1970) – Eric Gale

ちょっと大袈裟過ぎるのでは...

A1. Bridge Over Troubled Water
 2. Gula Matari


B1. Walkin'
 2. Hummin'





Quincy Jonesの'70年の作品です。前作同様Creed Taylorの元での作成です。4曲しかありませんが、本作でも豪華なメンバーが名を連ね、この後も続く物量投入傾向がこの頃から確立されていたと思われます。制作費も潤沢に取れた、ということでしょうか?
自分は、Gale,David T.参加として音楽雑誌で紹介されていた'78年のStuff Like Thatを90年頃にまず初めに聴き、それから年代を遡って本作や前作にたどり着きました。(80年台以降の作品も全部ではありませんが聴いています)まず驚くのがSteely Danと双璧をなす贅沢なメンバーの使い方ですが、Quincyはその後のプロデュースや他作品の起用など、親分として発掘・育成もしているものと思えます。(Steely Danは必要な時に必要な音を求めており、情の部分が感じられません)また、本作でも最新ヒットのA1を取り上げるなど、時に散漫に感じることもありますが、常に先端の音を追求している印象を受けます。
(でも、本作とMichael Jackson やブラジョンは同じ人のプロデュースとはすぐには結びつきません!)
本作は、A1を取り上げていることから、多少高めでしたが茶水のUnionで買いました。

<ギターの聴きどころ>

3連系にアレンジされたA1.ゴスペルっぽいピアノから始まり、続くGaleのプレイにまず痺れます。ヴォーカルもS&Gとは別の方向で情感込めまくりで、途中のホーン、コーラスが盛り上げます。常にヴォーカルに寄り添うGaleのギターも、ワウが入ったり、急にエコーが強くなったりしますが、BluesyでEmotionalでMewllowです。
スワヒリ語で砕岩機の意味を持つ長尺のA2は、ちっと私には難解でした。わかる人が聴けば叙事詩のような美しさがあるのでしょうか?グラグラきますがマッタリしません。(オヤジギャグですみません・・・・)その中で、Galeのソロはストレートで少しワイルドですが、わかりやすく救いのように感じました。(あくまで自分の好みです)
MilesのB1も多くのカバーがありますが、落ち着いたヴィブラフォンのスタートとホーン隊が途中の盛り上がるところのギャップが大きく少し大袈裟すぎる感じがしました。大編成ということもあり、以前取り上げたStanley Turrentineとはかなり違った印象に聴こえます。自分の好みとしてはTurrentineです。(Galeのソロプレイも)
Nat Addaley のB2、ジャキジャキのリズムギターとソロがGaleで、口笛とのユニゾンがToots Thielemansでしょうか?
フルアコでこんなトレブリーなサウンドを出されたら、ストラトやテレキャスの立場がない!
A2,B1,B2,時代の音なのかもしれませんが、ダイナミクスがあり過ぎて、A1ばかり聴いています。これぐらいが自分の好みです。
教訓:過ぎたるは及ばざるがごとし。




Emotional度♡♡♡♡
Bluesy度♡♡♡♡
Mellow度♡♡♡♡A1です。  
酒のお供度♡♡♡

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