Quincy Jones / Sounds And Stuff LikeThat (1978) – Eric Gale, David T. Walker

勿体無いオバケが出ます

A1. Stuff Like That
 2. I'm Gonna Miss You In The Morning
 3. Love, I Never Had It So Good
 

B1. Tell Me A Bedtime Story
 2. Love Me By Name
 3. Superwoman (Where Were You When I Needed You)
 4. Takin' It To The Streets



 
Quincy Jonesの'78年作品です。言わずとしれた有名盤です。大量の物量(人材)を贅沢に投入し出来上がった本作は、以降のQuincyの他の作品やプロデュース作と同様に、緻密に計算されている一方で、時流に乗った売れ線狙いで、その辺りは同じ大物プロデューサーのCreed TaylkorやTommy Lipumaと共通するところがあるような気がします。AOR/Fusionの書評でも少年ジャンプのようだと書かれておりましたが、言い得て妙だと思いました。本作、Jazzファン、Fusion/AORファン、Soulファンいずれからも賛否両論があるようです。
私自身も、本作以降のQuincy作品は、耳当たりが良く平均点以上の出来で心地よく聴くことができますが、特にマストとは感じません。Michael JacksonもGeorge BensonもPatti Austinもベストだと思うのはQuincyが関与していない作品です。偉そうにスミません・・・
Jazz館にも、Soul館にも置いてありましたが、自分はSoul館のエサ箱で買いました。最近、アナログは見ません。人気再燃?





<ギターの聴きどころ>

メインのギターはGaleで、ゲストでDavid T. とWah Wah Watsonが参加しています。
A1.右のウニョウニョがGaleで、左のオブリがDavid T.と思いますが、左スタッカート気味のカッティングなど一部Galeの重ねと混じっている気もします。主役はChaka Khanのヴォーカルなのでしょうが、もっとDavid T.に弾かせても良かったのでは?
A2のカッティングはGaleです。必要以上に盛り上げないプレイが逆にLutherとPatti Austinのヴォーカルを際だたせます。
(Luther、この時まだ20代ですが、すでにセクシーさ(エロさ)に溢れています)
キャッチーなA3、ここでもGaleは淡々とリズムを刻みます。中間部分でシングルミュートに変わるなど、変化を入れていますが、基本的にQuincyのスコア通りのプレイなのでしょうか?
名曲・名演の呼び声高いB1でも、Galeは曲の盛り上がりに合わせて左からザクザクと音を刻みます。音の切り方など大雑把な印象を受けますが、それすらも味わいになってしまうところはQuincyの狙い通りなのでしょうか?
スロウのB2,Patti Austinのバックで、絶妙なオブリを入れてきます。Galeにしか出せない味です。Havana Candyのスロウでの二人の組み合わせを思い起こさせます。あえてギターソロを入れないところも心憎い演出です。
Stevie WonderのB3でも、左からシングルトーンのカッティング、コードカッティングの組み合わせですが、盛り上がったところで変化や強弱をつけるなど、他の曲にはない抑揚があります。自由に弾いていいよと言われたのでしょうか?
DoobiesのB4,Michael McDonaldとは違う濃さをもつLutherとGwen Guthrieのヴォーカルのバックでオクターブのカッティングを刻みます。ゲスト参加の Wah Wahはサビのところの効果音的なプレイだけでしょうか?右のカッティングやオブリもサウンドを変えていますがGaleと思います。
3人のギタリスト、なんと勿体無い使い方!
'74年のBody HeatにもDavid T.が参加しており、もっと「らしい」プレイをしています。



Emotional度♡♡♡♡
Bluesy度♡♡♡♡
Mellow度♡♡♡♡     
お酒のお供度♡♡♡♡  
少年ジャンプ度(物量投入度)Steely Danと同等

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