Billy Preston / Pressin’ On (1982) – David T. Walker

David T. ここでもMellow & Funkyです。

A1. Pressin' On
2. I'd Like To Go Back Home Again
3. Loving You Is Easy ('Cause You're Beautiful)
4. Turn It Out


B1. I'm Never Gonna Say Goodbye
2. Thanks, But No Thanks
3. Don't Try To Fight It
4. I Love You So
5. I Come To Rest In You




Billy Prestonの'82年の作品です。'79年の"Late At Night"でA&MからMotownへ移籍し、デュエット盤も含めて数枚のアルバムをリリース、本作がMotownでの最後のLPとなります。Galen Senogles, Ralph Benatarらと共同プロデュースで、西海岸を中心としたセッションミュージシャンをバックに録音され、9曲しかないのは残念ですがアップもスロウも充実した出来です。
本作も一連の作品を集める中でDavid T.の名前を発見し購入しました。タイトルもDavid T.のLP名であり口癖でもある"Press On"に共通するところにも惹かれました。CD再発されていなかったためかそれなりの値段で’00年代の頭で1500円ぐらいだったと思います。

<ギターの聴きどころ>

個別曲のクレジットはありませんが、聴いた限りではA3とA4に参加しています。スロウのA3,Preston自身と思われるエレピとヴォーカルに、右からメロウなサウンドが続きます。ドラムやベースが入った後も、単音を中心としたオブリで寄り添い、中間部では短いながらソロもあります。ヴォーカルと主に盛り上がったままフェイドアウトしてしまい、もっと聴きたい気持ちにさせます。
続くA4は、ミディアムテンポに乗せ、かなり強めのピッキングで、パーカッシブなフレーズも交えながらFunkyなプレイで盛り上げます。高音部でのチョップや低音部でのリフなどフィンガーボード上を縦横無尽に動き回り、タメとツッコミを取り混ぜた抜群のノリを聴かせます。
2曲だけの参加ではあるもののMellow面とFunky面をそれぞれ代表するような対極の2曲でのプレイ、音量も適切でピッキングやフィンガリングのニュアンスも明瞭に聴こえます。(過日紹介のPeggy Leeと同様です。)David T. ファンの方はぜひ聴いてください。




Emotional度♡♡♡♡
Bluesy度♡♡♡♡
Mellow度♡♡♡♡
酒のお供度♡♡♡♡

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