Rickie Lee Jones / Pop Pop (1991) – Robben Ford

Robben の美しいガットギター!

 1. My One And Only Love
 2. Spring Can Really Hang You Up The Most
 3. Hi-Lili Hi-Lo
 4. Up From The Skies
 5. Second Time Around
 6. Dat Dere
 7. I'll Be Seeing You
 8. Bye Bye Blackbird
 9. The Ballad Of The Sad Young Men
10. I Won't Grow Up
11. Love Junkyard
12. Comin' Back To Me



Rickie Lee Jonesの'91年作品です。'79年のデビュー盤以降、JazzやBluesの要素を取り込んだ音楽を作っており、気怠くもキュートな歌い方と相まって独自の世界を持つ人です。名前の響きもいいし、1stのジャケットなど飾っておきたいカッコ良さです。
本作以前の作品では、自作の曲をGaddはじめとする豪華なメンバーとレコーディングされていましたが、本作はJazzのスタンダードなどのカバー集で、Robbenのギターの他、一部の曲でのウッドベース、アコーディオン、クラリネットなどが参加し、一切の電子楽器を排除、ドラムさえも入っていないごくごくシンプルな構成です。それまでも、決して多くないRikkie LeeのLPを気に入ってきたところ、本作がAdLibで紹介されていて、発売日に購入しました。ジャケットのポップさとは裏腹な落ち着いた内容で、金曜や土曜の深夜に静かに呑みながら聴くのに最適です。
<ギターの聴きどころ>

伴奏の主体は8と12以外全曲に参加しているRobbenの弾くガットギターです。(ジミヘンのカバーの4のみSteel弦で、この曲でのガットはMichael O'Nealが弾いています。12はRickie自身が弾いています)大好きなスタンダードの1から美しいサウンド、プレイが聴けます。Robbenにガットギターのイメージがありませんでしたのでとても新鮮でした。プレイそのものは持ち味であるBluesyなフィーリングを活かしたJazzのフレーズでそれをガットギターに置き換えたもので、お得のチョーキングやビブラート、ロングトーンはありませんが、どの曲でも空間を活かしたフレーズ運びで、歌心に溢れています。(7のイントロは演歌調で、アントニオ古賀かと思ってしまいました)これまでのBuzzy FeitenやDean Parksに代わって、この頃Bluesに回帰していたRobbenが呼ばれた理由はわかりませんが、結果は大成功であったと思います。
2010年ごろからは、nittonoのエレガットを弾いていましたが、ここでは何の機種を使っていたのでしょうか。機材オタクとしては気になるところです。



Emotional度♡♡♡♡♡  
Bluesy度♡♡♡♡♡
Mellow度♡♡♡ 
酒のお供度♡♡♡♡♡ (日本酒や焼酎ではなく、洋酒で決めたいところです!)       

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