Tal Farlow & Friends / All Strings Attached (1987) – Larry Carlton
Misty一択です
1.Misty / Larry Carlton 2.Meditation / John Scofield 3.My Romance/ John Abercrombie 4.Autumn Leaves / All 5.All Blues /All Tal Farlow と4人のギタリストによるLiveです。レコードが出る(ビデオも)ことは雑誌の記事で知っていたのですが、当時はロイク中心に聴いており、他に買いたいレコードがたくさんあったので、Carltonが参加していても触手が伸びませんでした。その後、少しづつJazzに興味を持ちはじめ、ジャズ批評のジャズギター特集にこの盤のMistyを聴けと書いてあり、遅ればせながらUnionで中古を手に入れました。(LPは曲数が少ないのでCDを探しました)1〜3はTal Farlowと各ギタリストの共演で、4,5 が全員での演奏です。Carlton以外は名前は聞いた事はあっても演奏は聞いた事はなかったので興味津々でしたが、正直むずかしくて原曲の良さが感じられず、1曲目しか聞いてませんでした。(当時はジョンスコが脚光を浴びており、レコードもエサ箱から数枚買いましたが、サウンドもフレイズもスーと入って来ませんでした。)
<聴きどころ>
ずばり1曲めです。スタンダードをValley Arts のストラトのオーバードライブサウンドでチョーキングを多用したフレイズでMellowに歌い上げています。こんなMistyは聴いたことがなく衝撃でした。Calrton自身、Joe Pass やJohnny Smith などのMistyを勉強したと言っていますが、全く別の切り口で解釈し、自分の音に仕上げています。4.5.にも参加していますが、他のギタリスト(特にジョンスコとCoryell?)に刺激されてか、いつになく激しく弾いている気がしました。ダイナミクスコントロールは見事で,テクニックにも感服するものの弾きすぎでは?の思いが強く、あまり聞く事はありませんでした。やはり自分はシンプルなものや甘いものが好きなようです。In a Sentimental MoodやStardust のようなスタンダードのバラードをCarltonのギターで是非聴いてみたいと思ってしまいます。
Mystyに限定した評価です。
Emotional度 | ♡♡♡♡ |
Bluesy度 | ♡♡♡♡ |
Mellow度 | ♡♡♡♡ |
酒のお供度 | ♡♡♡ |
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