The Jazz Funk Masters Featuring Bernard Purdie / Fatback! (1993) – 山岸潤史

日本版Coolin’ ‘N Groovin’ 熱いです。

 1. The Chicken
 2. Sister Sanctified
 3. Soul Serenade
 4. Blue Nocturne
 5. Way Back Home
 6. Cold Sweat



’93年のこれまた日本企画盤です。Purdieは、日本のファンの間では、David T.も参加した同年のライブ Coolin' 'N Groovin'が余りにも有名ですが、それ(7月)に先立つこと半年前の1月、日本のR&B〜Jazzの達人達と高円寺Jrokichiで録音されました。Purdieがオリジナルで参加していた曲を含む熱い6曲で、ミュージックディレクターを務めた山岸さんの意向が色濃い選曲に感じられました。以前紹介した同シリーズのLouis Johnsonとの競演盤もこの年であり、この時期の”特に”精力的な山岸さんの活動には驚くばかりです。日本人がレジェンドと共演することに賛否両論ありましたが、今こうして残された演奏を聴くことができ、記録として残してくれたこと、その行動力にただただ感謝します。

<ギターの聴きどころ>

1.は、Maceo ParkerやJacoが取り上げたことで有名ですが、山岸さんのキレのいいカッティングはじめ、リズム隊、ホーン隊ともスタートから快調に飛ばします。Purdieのドラムもノッています。
TurrentineのCherryでの2は、ヴィブラフォンが入ったオリジナルと比べると、いい意味でのダーティーさ、豪快さが加わっていてGroove感が増しています。オリジナルではDupreeのロングソロが聴けましたが、山岸さんのソロ、後半のテーマのユニゾンは
Dupreeを意識しつつも、独自のプレイをしていて決して引けを取りません。
3.King Curtisの3は、Fillmore West でPurdie自身も参加しています。少しテンポを落とした演奏で、ギターのサウンドの違い(インナーや裏ジャケの写真では、セミアコの耳の部分が写っていますので、ES-347かと思います)もあり、Dupreeと比較し、より粘りのあるプレイに感じます
4.は、DupreeのTeasin'からの曲ですが、当然Dupreeのコピーにはならず、前曲同様、山岸さんならではの熱くて、くどくて、いくところまでイッたセクシーなプレイが聴けます。
Crusadersの5.は、Purdieが自身のShaftで20年前に取り上げています。(BassはGordon Edwardsだったと思います。)ここではGadd Gangのバージョンを下敷きにしてスタートした感がありますが、二人のSaxのブリブリ感に引っ張られて、Purdieのドラムもより熱くなっています。いつもはクールな続木さんの激しいソロも聴きものです。
アンコールのJBの6もPurdieはPurdie Good!の1曲めで取り上げています。興さんのウネるベースとのコンビネーションが見事で、ドラムソロもライブならではの音圧で圧巻です。直後のCoolin' Groovin'でもやっていますので聴き比べてみてください。
Jirokichiのあの狭い空間で、これだけ濃いメンバーが集結し、熱い演奏を繰り広げているので、温度が10度ぐらい上がって酸素が5%ぐらい薄くなったと思いますが、その場で聴けた人は本当にHappyだったと思います。


Emotional度♡♡♡♡♡
Bluesy度♡♡♡♡
Mellow度♡♡♡
酒のお供度♡♡♡♡♡ できればいつもより大きい音で聴きながら飲みたいところです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。