Bob James / Three (1976) – Eric Gale

A2のギター、泣いてます。

A1. One Mint Julep
 2. Women Of Ireland


B1. Westchester Lady
 2. Storm King
 3. Jamaica Farewell


Bob Jamesの'76年作品です。タイトル通り、CTIでの3枚目となります。Grover Wishington Jr.(Ts, Ss), Hubert Laws(Fl),Harvey Mason(Ds), Gary King(B), Will Lee(B), Ralph MacDonald(Per)など、相変わらず豪華なメンバーですが、本作ではGaddが参加していません。Bob Jamesの一連の作品も、他のFusion作品同様、CD復刻後はエサ箱でワンコイン以内(概ね300円でした、中には10枚まとめ買いで1000円の箱にも)で売られているのを買い集めました。カッティングが見事なA1,GaleのソロのあるA2と、FourplayでもCasino Light '99でやっていたB2をよく聴いていました。最近、本作はじめ、LPの値段が徐々に上がってきている感じです。値上がり前に買ってください。(CDはチェックしていなのでわかりません)

<ギターの聴きどころ>

Galeは、A2,B1,B2,B3に参加していると地味な内ジャケに書かれています。(A2,B1,B2はHugh McCrackenと二人)
幻想的なスロウのA2では、先に書いた通り泣きのソロがあり、シンプルなプレイながら濡れた甘いサウンドでGaleの数ある名演の一つだと思っています。後半ちょっとレゲエの乗りです。カッティング、オブリも曲にはまっています。
B1では、メインのシャープなカッティングがHugh McCrackenで、時折オブリを突っ込んでくるのがGaleでしょうか?Will Leeのベース、Masonのドラムのコンビネーションも見事です。
映画に使われそうなB2では、左の重いカッティングがGaleでしょうか?
なんとなくほのぼのとしたB3では、再びレゲエ感のあるリズギターです。時々チョーキングをかまします。
FunkyなA1のフェイザーのかかったキレのあるカッティングはJeff Mironovです。この人も他のBob James作品や貞夫さんのアルバムはじめ、Jazz/Fuysionのフィールドにとどまらず、多くの作品にセッションギタリストとして参加しています。参加UnitのJoe Coolは、一時期かなり価格が上がっていました。Ralph MacDonaldの後期の作品ではGaleっぽいプレイも聴かれます。
Galeは、他のBob Jamesのアルバム、プロデュース作品にも参加しているので、そちらも是非聴いてください。





Emotional度♡♡♡♡
Bluesy度♡♡♡♡ 
Mellow度♡♡♡♡
酒のお供度♡♡♡

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