Gato Barbieri / Euphoria (1979) -Eric Gale

濃い者同士の共演!聴きすぎ注意です。

A1. Theme From Firepower
 2. Sophia
 3. Carnavalito
 4. Lions Also Cry
 

B1. Gods And Astronauts (Errare Humanum Est)
 2. Secret Fiesta
 3. Speak Low



 
アルゼンチン出身のテナープレイヤー、Gato Barbieri の'79年の作品です。名前はバルビエリと読むようですが、トーンはブリブリブリです。Sanbornをさらにダーティにした感じで、ギターで言えばディストーションがかかったような音です。
Latin Jazzにカテゴライズされており、当時のFusion界の一線級を集めてレコーディングされていますが、パーカッション多用のリズム、哀愁と情熱を感じさせるメロディーなどLatinフレーバーに溢れています。(タイトルはイタリア語で「幸福感」という意味のようです。邦題は「陶酔」でした)
元々、何者かも知らず、裏ジャケのGaleの名前と値段の安さ(Unionのエサ箱で300円)に引かれて購入したのですが、先述の通りの個性的なサウンドに度肝を抜かれました。(A1は、新日時代のスタンハンセンのテーマ曲では?)本作を気に入って、同じくGaleが参加している
"Caliente!"やCarlos Santanaが参加している"Tropico"などを続けて買いました。評判の高いFlying Dutchman時代の作品は未聴なので、是非聴いてみたいと思います。



<ギターの聴きどころ>

インナーのクレジットによれば、GaleはA3, B2, B3に参加しています。
南アメリカの地域舞踊を指すA3、左のカッティングで軽快なリズムの一端を担いますが、必要以上に音を小刻みにせず、時に軽やかに、時にザクザクと切り付けるように右手をストロークします。中間部のソロは、突然入ってきて、リズムに乗りつつも独特のタメとツッコミで、ドライブしたサウンドで絞り上げるようなチョーキングビブラートにより咽び泣くようなフレーズを連発します。
JazzスタンダードのカバーB3、かなり大胆なリズムアレンジですがGaleはお得意のヴァイオリン奏法でイントロを飾り、お馴染みのテーマに入ると主に左はカッティング、右はシングルトーンリフでバッキングします。中間部のソロでは、多少硬めなサウンドではありますが、いつものGale節で熱く弾き倒します。これをバックに小さな声で喋っていたのでは聴こえません。
Barbieriのブリブリ(というよりブギョ〜〜〜〜と聴こえます)サクソフォーンと特濃のGaleのプレイのがっぷり四つで、手に汗握るような熱演です。あまりにも濃いので全曲共演しなかったことはリスナーの健康のためにはむしろ良かったかもしれません。
B2、Barbieriの掛け声のバックで始まるアコギによるいかにもLatinというようなストロークプレイ、これ本当にGaleでしょうか?
むしろB1でのSpinozzaのプレイの方がところどころGaleオマージュで、それっぽい気がします。(Spinozzaは70年頭のAtlanticではDupree風でした。器用にその時その時で使い分けるのですね・・・)




Emotional度♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡
Bluesy度♡♡♡♡
Mellow度♡♡♡     
お酒のお供度♡♡♡♡  

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