Labelle / Chameleon (1976) – Ray Parker Jr.
ヴォーカルと装い VS.変態サウンドのクセスゴ対決 。
A1. Get You Somebody New 2. Come Into My Life 3. Isn't It A Shame 4. Who's Watching The Watcher? B1. Chameleon 2. Gypsy Moths 3. A Man In A Trenchcoat (Voodoo) 4. Going Down Makes Me Shiver Labelleの'76年の作品です。 Nona Hendryx, Patti LaBelle, Sarah Dashの3人組で、黒いキャンディーズと呼ばれて・・・・いません。Blue Bellesを前身として60年代から活動を開始し、70年代に3人となり、奇抜なファッションや、Rock,Funkなど様々な要素を取り入れた作風で実験的な取り組みを続ける中、ヒットとなった 「Lady Marmalade」を含む”Nightbirds”がゴールドディスクに輝きました。本作はその次々作にあたりセールス的には成功しませんでしたが、バックが西海岸のセッションミュージシャンに変わったこともあり、前2作と比較すると洗練された印象を受けます(ただし裏表のジャケットを除く) 初めて聴いたのは、David T.も参加したPattiの”Winner In You”で、そこから遡って本作に辿り着きました。個人的には曲の好き嫌いが分かれ、同じLPの中でも繰り返し聴く曲とほとんど聞かない曲(本作で言えばRockっぽいA4)があります・・・解散後のソロ作、Pattiのアルバムは見かけるたびに安ければ買って聴いていますが、Nonaさん、Sarahさんはそれぞれ1枚しか買っていません。しかもほとんど聞かない・・・
<ギターの聴きどころ>
インナーにはクレジットがあり、ギターはバンドとしてのEddie Martinezに加え、レコーディングメンバーとしてWah Wah Watson, Ray Parker Jr.の名前がありました。ヴォーカルも装いもクセが強いのにメンバーまで濃いとは! 期待?に違わず、A1から飛ばします。左が効果音的なWatson,右がペケペケのRPのコンビネーションで、Gadsonの重戦車のようなビートに乗って、力強いPattiのヴォーカルにガチでぶつかります。これはライブで見たら凄そうです・・・ A2はミディアムスロウながら左右ともWahが強いサウンドです。A1と同じ組合わせでしょうか?あるいは両方ともWatson? 後半はテンポも上がり、カオス状態となります。 表題曲のB1,右のギターはエフェクトが強いですがなんとなく箱鳴りも感じるのでWatson(L5)でしょうか?左のまともなサウンドがEddie Martinez?後半はこの曲でもカオス状態となり、左からも危ないサウンド(これはRP?)が入ってきたままラテン調のB2に続きます。 B3もWatsonの効果音左右に飛び、今度は左からRPの独特のサウンドとプレイが入ってきます。Gadsonの重いビートの上でうねる二人の変態コンビネーション(ペケペケとワウワウ)がものすごいインパクトで、主役に負けていません。しかも7分以上あります・・・ ラストのスロウでも、右のクセスゴサウンドはWatsonと思います。 残念ながら本作を最後に、音楽性の違いから解散してしまいます。(2008年に再結成しますが) 以下はレコーディング終了時の3人のギタリストの会話(私の妄想)です。 W=Wah Wah Watson,R=Ray Parker Jr., E=Eddie Martinez,L=Labelleの3人(P=Patti,N=Nona,S=Sarah) W:ああ疲れた!あの3人のヴォーカルに負けないように必要以上に変態度を発揮しちゃったよ! R:Gadsonの叔父貴も後ろから迫ってくるんで、俺もいつにも増してペケペケしちゃいましたよ!ペケペケの次はXX(ペケペケ)したいから飲みに行きましよう!合コン!マルちゃん、Lの3人に声かけてよ!一人ウルトラマンのコスプレもいるけど3対3で数もちょうどいいよ! E:(いきなりマルちゃん呼ばわりとは馴れ馴れしいな・・・それにあの3人、実は仲悪いんだよな(この頃は本当のようです)、雰囲気悪くなりそうで面倒だな・・・)いや、疲れたので今日はやめとこうよ・・・ R:マルちゃん、疲れるほど目立ったプレイしてないじゃん、付き合い悪いと仕事来ないよ!じゃあ、俺が声かけてくる! R:(3人に)お姉様方、すごい迫力で感服しました!お疲れでしょうし、ビールでもいかがでしょうか?美味い砂肝出す店知ってるんすよ! L:(私達に声かけるなんて100年早いけど喉が渇いてビール飲みたいからちょっとだけ遊んであげるわ!ただしオゴリか会社の経費!)少しだけならね!つまらなかったら許さないわよ! ところ変わって3時間後の居酒屋・・・PとNが酔っ払って取っ組み合いのバトルをしています。 P:(Nに)何で私がアンタの趣味で小林幸子みたいな格好で歌わなきゃ行けないのよ!それにRockなんか糞食らえだわ!Soulで実力勝負したいのに!Rock(本当です) N:アンタなんか金切り声でキイキイ言ってるだけじゃん!私がいい曲作ってあげてんのよ!おしゃれなコーディネイトだって私のアイディア。(これも本当です)私のおかげでヒットしたのよ。 S:やめなさいよ二人とも、せっかくの合コンが台無し! P,N:アンタ、レツゴー三匹で言えば長作キャラのくせに生意気よ!ギャラ泥棒が!地味なんだからせいぜい男に媚び売ってな! N:私が地味キャラに徹して我慢強く頑張ってるからグループが成り立ってたのよ(これは本当かわかりません)そこまで言われたらやってられないわ! R,W:(オロオロして)マルさん、3人のケンカ止めてよ! E:(だから言わんこっちゃない・・・・いつものことだけどもうどうしようもないな・・・)無理無理・・・ R,W:こんなことなら(レスラー体格の)Gadsonの叔父貴も連れてくれば良かった。オロオロ。 L:キーッ!!私達もう解散しましょう!これ以上一緒にいるのはごめんだわ! E:じゃあ俺たちも解散!お開きお開き!(ああめんどくさ!)マスター、おあいそ!領収書よろしく。白紙でもいいよ。 R,W:オロオロ 解散は合コンのせいだったのであります。 私の妄想であり、フィクションです。ファンの方いつもすみません。
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