Lee Ritenour & Larry Carlton – Larry & Lee (1995)

美しい大人の共演です。幸せです。

 1. Crosstown Kids (R)
 2. Low Steppin' (C&R)
 3. L.A. Underground (R)
 4. Closed Door Jam (C)
 5. After The Rain (R)
 6. Remembering J.P. (C)
 7. Fun In The Dark (R)
 8. Lots About Nothin' (C)
 9. Take That (R)
10. Up And Adam (C)
11. Reflection Of A Guitar Player (C)



Lee Ritenour と Larry Carlton の95’年の作品です。Fusionギターの代表格のまさかの共演、雑誌でもネットでも散々取り上げられており、Youtubeにもライブの映像まであり、今更感しかないですが、聴いてない方(いないかもしれません)には、ぜひ聴いていただきたい名盤です。自分は、JazzLifeで読んで知りましたが、とにかくびっくりしました。Fusionブームを牽引した二人、年代や色(音色も)は違えどES335を使い(Carlton'68年IceTee,Ritenour '60年CherryRed)、私めも最初に買ったのがヤマハのセミアコ(SA700)だったこともあって、ブームの後追いながら、図書館やレンタル屋などで借りて(Carltonは高校生の時には数枚買いました)レコードを貪るように聴き、コピーの真似事をしていました。あの頃は、シンコーミュージックからギター譜が出ていて、耳コピできないところを立ち読みして解読していました。家に帰ると忘れてしまい、また翌日見に行くということを繰り返していました。
この二人の共演、アルバム単位では、弊ブログでも紹介したMichel Colombier,Kazuはじめいくつかあるものの、同一曲での参加というと、John KlemmerやSteely Danの数曲しか思いつきません。
私は、聴き始めた頃からCarlton派なのですが、直前のソロはBluesRockの Renegade Gentleman(自分としては??の1枚です)、一方のRitenourはWes BoundでJazzへ回帰、二人とも、トレードマークの335はしばらく使っていないようだし、一体どんなサウンドが、プレイが飛び出すのか、楽しみにしながら(一抹の不安もありました)家路を急ぎました。

<ギターの聴きどころ>
トレイに入れた瞬間、キャッチーなメロディで驚きました。しかし、ドライブサウンドでロングトーン、チョーキング&ビブラートで歌うCarltonと、ナチュラルサウンドをソフトに奏でるRitenour、二人の個性が最初の1曲から明白になります。幸せな気分です。
アルバム通じて、左がCarltonで、右がRitenourです。
さすがギタリストのアルバム、使用ギターまでご丁寧にインナーに記載されています。Carltonがストラトとレスポール、Ritenourが335とL5がメインと思います。
曲も、2が共作で、5曲づつ分担して作曲しています。(曲名の後ろにカッコ書きしました)
二人とも卓越したテクニックを持ちながら、ひけらかすことはせず(さりげなく散りばめつつ)、むしろ「歌う」ことを大事にしており、4や9でのRitenourも含めたドライブサウンドでの掛け合い、5、10でのアコギの共演、なども含め、相手を立てながらリラックスしてプレイしています。(といいつつも、激しいエモーションを感じさせるところが多々あります。)かつてはライバルと評された二人、周りが勝手に思っていただけであって、実際には、過剰に意識することなく自分のペースでプレイし続けていたのだと思います。
どの曲も聴きどころ満載ですが、甘党の私めとしましては、1,7,10、Blues好きな私めとしましては11(Ritenourも珍しくストラトです)が特にお気に入りです。普段はCarlton派の自分も、本作では、どっちが好きという次元ではないほどの二人の演奏(と曲)の素晴らしさです。
さらに嬉しいのは、日本盤にはインナーに相関図と参加作品リストがついていることです。これを参考にCarltonの参加作集めました。中には1曲だけ、もしくは薄ーい参加というものもありましたが、大変おせわになりました。(何度も繰り返し見たのでくしゃくしゃです)
大人の美しい共演、ぜひ聴いてください。

Emotional度♡♡♡♡ 熱さを感じさせるところもあります
Bluesy度♡♡♡♡
Mellow度♡♡♡♡♡
酒のお供度♡♡♡♡♡         

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