John Klemmer ‎- Hush (1981) – Larry Carlton

R-18のCarltonの官能的なプレイ!圧巻です。

A1. Hush
 2. Let's Make Love
 3. Taboo
 4. Life Is So Beautiful

B1. Magic
 2. Hot
 3. Love You Madly
 4. Hummingbird Bay
 5. Feelin' Free
 6. Hush (Reprise)


 
Sax奏者John Klemmerの'81年作品です。当時のフュージョンギターの2大スターであるCarltonとRitenourのみならず、曲によって Harvey Mason(Ds)、Abe Laboriel(B)が参加しており、豪華なメンバーです。アルバムによって、ハードなジャズであったり、ムード音楽に近いフュージョンっぽい作品であったりと、幅広い(節操のない?)先品作りをするようですが、本作は後者で、ディレイやリバーブの効いたテナー(A2.のみソプラノ)が、夜の雰囲気を作っています。こういうサウンド、当時は賛否両論あったようですが、私は嫌いではありません。(むしろ大好きです)。あまりにもストレートなタイトルのA2ではちょっと気取ったヴォーカルも披露していて、ラストのタイトル曲のRepriseでの語りも本人でしょうか。さらに、ジャケットの写真、胸毛まで披露しています。これは披露しすぎでは?ジャケットも内容もHush(静寂)とは無縁でした。

<ギターの聴きどころ>

Unionの帯に、Larry Calrton、Lee Ritenour参加と書いてあったので、中古で2000円ぐらいだったかと思いますが、値段にしばし迷いつつも買いました。(まだ、Larry & Leeがリリースされる前でした)。早速聴いてみるといきなりムーディーなヴァイオリン奏法が聴こえてきて、続いて湿り気のあるサックスの音。大当たりです。CarltonのソロもKlemmerのサックスに呼応するように濡れた音で囁くように、泣くように歌います。3.ではコンプが強くかかった単音ミュートはRitenourのバッキングの上で、やはり濡れた音色でオブリを咬まします。圧巻はトリルやスライドの後のソロで、チョーキングビブラートも交えたピッキングハーモニクスの乱れ打ちから徐々にボルテージが上がっていき、ハイポジションでのむせび泣くようなプレイで絶頂に達し、最後は潮が引くように静かに消えていきます。Santanaとは傾向が違いますが、勝るとも劣らない官能的なプレイです。(Barbra Streisandでのプレイに匹敵します)この曲に限らず、Carltonのストーリー性のあるロングソロは本当に絶品です。B1も同系統の曲で、様々なオブリで女性コーラスとともに楽曲に妖艶さを加えています。Carltonが艶っぽい曲に参加しているのとは対照的に、RitenourはA2、B4など比較的(あくまでCarlton参加曲との比較です)爽やかな曲に参加しており、的確なサポートをしています。CarltonとRitenourの直接の共演やソロバトルはありませんが、タイプの違いがこの一枚で明らかに見えていて面白いです。CarltonはKlemmerの他の作品にも参加していますが、ここまでのエロティシズムは発揮していません。
Emotional度♡♡♡♡♡
Bluesy度♡♡♡♡
Mellow度♡♡♡♡♡ MellowというよりはEroticです。
酒のお供度♡♡♡♡

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