Malta / Summer Dreamin’ (1985) – 山岸潤史

夏のFusionとストラトの音です。

A1. Summer Dreamin'
 2. Morning Flight(松原正樹)
 3. Sea Express(森園勝敏)
 4. Ocean Side(森園勝敏)
 5. Super Wave(天野清継)
 6. All Through The Night(山岸潤史)

B1. Fancy Walkin'(森園勝敏)
 2. Sunshine Street(松原正樹)
 3. Have A Nice Day(森園勝敏)
 4. A Letter From September(山岸潤史)
 5. Summer Dreamin'(Reprise)

 
Maltaの'85年の3rdです。前二作同様、一流のスタジオミュージシャンを集めての録音で、本作では、タイトルが示す通り、夏をテーマにした曲を中心に作られています。当時のフュージョンブーム、夏とリゾートとドライブに合う作品が主流であり、アマチュアプレイヤーがコピーに励むようなテクニカルな要素もある一方、BGMとしての聴きやすさ、おしゃれさが求められていました。そのため、ジャケットや帯などもそれらしい写真やキャッチコピーが使われており、主役のプレイヤーが登場することは稀で、本作でのMaltaさんもインナーで海をバックに渋い男を演じた写真が載っているものの、ジャケットは夕暮れの海です。
バブル崩壊とFusionブームの終焉がタイミングが重なり、本作もエサ箱でゲットしました。しかし、各プレイヤーとも抜群の歌心を持っていて、じっくり聴き込むと味わい深さをしみじみ感じられます。毎々思うのですが、モノの価値と価格は必ずしも一致しないですね。

<ギターの聴きどころ>

1stではGaleと松原さん・今さん、2ndでは松木さん・山岸さん・森園さん・天野さんと多数のギタリストが参加していましたが、本作も4人のギタリストが個性的で美しいプレイをしています。
1番のお目当ての山岸さんは、ミディアムスロウのA6では、ストラトのハーフトーンによるミュート気味のシングルトーンやダブルストップを多用したバッキングと、佐藤允彦さんのRhodesを引き継いだアコギのソロです。チョーキングしづらく、サステインもありませんが逆にいい感じです。
やはりスロウのB4でも、ストラトのハーフトーンの美しいサウンドを活かしたMellowなバッキングです。宮本典子さんChickenshackつのだ⭐︎ひろさんとのプレイもそうなのですが、こういうサウンドとプレイ、憧れました。(未だにちゃんとできません)岡沢さん、渡嘉敷さんのPlayers勢との共演も珍しいです。
私にとって、本作のギターのもう一つの聴きどころは、4曲で参加している森園さんのプレイです。
A3ではイントロとソロのドライブトーン、切れ味のいいカッティング、A4ではのMellowなイントロとソロ、B1では左の強くコンプをかけたようなシングルノートバッキングと右のカッティングなど、ストラトを駆使した美しいサウンドとフレーズが印象的です。(四人囃子やPRISMなどプログレの印象が強かったのですが、松原みきさんとの共演や80年代半ばの自身のリーダー作4:17p.m.でのストラトのナチュラルトーンでのシンプルなプレイが自分は好みです。Bluesを弾いても本格的でした。

この時代はMoonやSchecter、Valley Artsなどのコンポーネントストラトが全盛で、スタジオミュージシャンの皆様、バッキングもソロも活用していました(コンプ+コーラス)。懐かしい当時の音が感じられました。(森園さんはオールドかも?)




Emotional度♡♡♡♡
Bluesy度♡♡♡
Mellow度♡♡♡♡   
お酒のお供度♡♡♡♡
みんなストラト度🎸🎸🎸🎸🎸

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