Michael And Stormie Omartian / Mainstream (1982) – Larry Carlton

B3の流れるようなソロを聴いてください。

A1. The Calling
 2. Mainstream
 3. Man Out Of Time
 4. Come And Give It All You Got
 
 
B1. Praise His Name And See It Happen
 2. Give It Up
 3. Believing For The Best In You
 4. One Song Is Not Enough
 5. It Is Done

 
 
Michael And Stormie Omartianの'82年の作品です。Michael Omartianは、Christopher CrossやMichael BoltonなどのAOR系のプロデューサーとしての活躍が有名ですが、自身名義でもリーダー作を出しており、本作は奥方のStormieとの連名作で、自身のプロデュース、アレンジ、人脈によるミュージシャンをバックにヴォーカルもとっています。歌詞をスルーして聴くと当時流行りのAOR/Popsですが、B1のタイトルにも象徴されるように、CCM(Contemporary Christian Music)のようです。
Carltonはじめ豪華な西海岸勢参加のChristopher Crossのアルバムで名前を知り、本作を新宿UnionのFusion箱で見つけた時に、裏ジャケにはクレジットないものの、もしやと思いレジで検盤するふりをしてインナーのクレジットをみたら大当たり!1曲だけですがCarltonが参加していました。'90年代の後半だったと思いますが、100〜300円が主流だったFusion箱のなかで、異例の1000円越えでしたが、迷わず購入しました。







<ギターの聴きどころ>

CarltonはB3のソロで参加です。60年代のMotownを模したようなドラムマシンのビートで曲が始まります。え、この曲でCarlton?と思いましたが、歌がひと回りした後、リズムに乗って流れるようなソロが入ってきました。二度にわたるソロ、畳み掛けフレーズとチョーキングやビブラートの組み合わせ、ピッキングの強弱によるダイナミックスとドライブサウンドのコントロール、フレーズの締めくくり方と音の切れ際の余韻、どれも抜群の美しさです。なお、この曲のバッキングはMichal Landauです。(他の曲でもプレイしています)
奥方のStormieも歌いますが、後にCarltonの奥方となるMichele Pillar(彼女も敬虔なクリスチャンのようで、)と雰囲気が似ていて、Stormieが歌うバックでもCarltonにプレイして欲しかった!
本作、あまり見かけませんがCarltonファンの方はぜひ聴いてください。
なお、Carltonは、Michael Omartianの'74年のLP”White Horse”にも参加しています。(ベースまで弾いてます)

Emotional度♡♡♡♡
Bluesy度♡♡♡♡ CarltonのギターだけがBluesyです。
Mellow度♡♡♡
酒のお供度♡♡♡ 

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