Robben Ford / Talk To Your Daughter (1988)

Blues回帰作です。ニュアンス豊かにギターが歌います。

A1. Talk To Your Daughter
 2. Wild About You (Can´t Hold On Much Longer)
 3. Help The Poor
 4. Ain´t Got Nothin´ But The Blues
 5. Born Under A Bad Sign
 

B1. I Got Over It
 2. Revelation
 3. Getaway
 4. Can´t Let Her Go


 
 
Robben Fordの'88年の作品です。Kazu MatsuiとのStanding On The OutsideやYellowjacketsなどこれまでのFusionギタリストのイメージとは路線が異なり、Fusionブームの沈静化に伴い自分のやりたいことをやりたいようにやった作品と後にインタビューでも答えています。もとより出世作であるInside Storyは原点であるBlues Feelingを随所に漂わせていましたが、それ以前のJimmy Witherspoonとの活動はじめとしたキャリアのスタートであったBluesへ回帰し始めたアルバムと位置付けられています。
(レコーディングメンバーはYellowjacketsのメンバー中心です)
自分は、当時Bluesにより深くハマっていた時期で、サークルの仲間と情報交換しつつ田舎では買えなかった中古レコードを集めていましたが、CarltonやRobbenも密かに聴いていたので、本作も速攻で購入しました。(あえてLPで購入しました)。ドライブが強い曲やRockっぽい曲もあり、黒人のBluesmanのプレイと比較すると違和感もありましたが、ギターの表現力が素晴らしく、今でも愛聴盤の一つです。
以降は、Bluesを基調としたアルバムを連発して行きます。(すみません、歪サウンドが基本なので、全部は聴いていません)

<ギターの聴きどころ>

A1のエレピのイントロからナチュラルトーンでが入ってくるところからかっこいいです。確かにギターはちょっと歪みすぎで、ヴォーカルも軽めですが、自分のものに消化しきっている印象を受けました。自分はMagic Samのバージョンを先に聴いていましたが、劣らない出来だと思います。(オリジナルのJ.B.LenoirやLightninSlimもこの後で聴きましたがかっこいいです!)
Little Walter のA2は、シンセなども多用した斬新なアレンジでギターもよく歌いますが、ちょっと自分にはRockすぎました。
A3,これもRegalのB.B.を先に聴いていたので違いに驚きました。この曲はストラトでしょうか?2コーラス目からクリーントーンのレスポンスが入っていい味を出しています。ソロもできれば歪ませずクリーンで弾いて欲しかった!ソロの音使いも、ペンタやブルーノートだけではないですが、以前にFusionを聴いていたせいかそんなに違和感はありませんでした。(というより別のジャンルに感じました)
そしてDuke ElingtonのA4です。絶妙な間、適切な音使い、コントロールの効いたピッキングやチョーキングによるサウンドの変化、ためとツッコミ、素晴らしい表現力です。自分にとってこの盤のベストテイクです。日本では伸ちゃん(塩次伸二さん)がこういうプレイをさせたらピカイチでした。
Albert KingのA5,山岸さんもカバーしていました(ヴォーカルも)が、Rock色が強い演奏、Robbenを意識していたのでしょうか?
Ike TurnerのA1,弟のMarkのブルーズハープとパワフルなJeff Porcaroのドラムが印象的です。ここでもRock色の濃いギタープレイで、やや一本調子な感じを受けました。
YellowjacketsのB2,本作では唯一ポップなFusion時代を思わせる曲ですが、よく歌うギターで、こういうRobbenのプレイもうまさを感じます。
自作のスロウB3でも、クリーントーンを基調として、フィンガリングやピッキングで表情豊かに歌っています。Carltonのプレイと言われても気づかないぐらい二人のプレイ共通しているところがあります。(お互いに刺激や影響を受けたと言っています)自分としては、ドライブサウンドで押すプレイより、A4やこの曲のような歌うプレイが好みです。
B5はRock感が強すぎる気がしてあまり聴きませんでした。
使用ギターは、ストラトとジャケットに写っているFenderのRobben Fordモデルと思います。元々Fender Japanのカタログにエスプリというモデル名で載っていた機種と記憶します。Robbenは、ここで紹介しているDavid T.、Carlton、Gale、Dupree、松木さんなどとは異なり同じギターを使い続けるというよりは、その時その時で使用ギターを変えるタイプのようです。しかしどんなギターを使っても、出てくるサウンドは彼ならではのものです。(山岸さんも!)




Emotional度♡♡♡♡♡
Bluesy度♡♡♡♡♡
Mellow度♡♡♡♡    
お酒のお供度♡♡♡♡

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