La Toya Jackson / My Special Love (1981) – David T. Walker

David T. の参加は2曲だけですが掘り出し物でした!

A1. Stay The Night
 2. Fill You Up
 3. Giving You Up
 4. Love Song
 

B1. I Don't Want You To Go
 2. Camp Kuchi Kaiai
 3. Summertime With You
 4. Special Love


 
 
La Toya Jacksonの'81年の2ndです。Jackson家の次女で、MichakelやJanetの姉ですが、歌唱力やスター性の面では弟妹ほどではなく、それなりの数のアルバムをリリースしているものの大きなヒットには恵まれていません。むしろ奇行や問題発言などで世間を騒がせていた印象があります。(いわゆるゴシップというやつです)
私めは、Michaelが声変わりしてしまった後のJackson5はじめ,70年中期以降のJacksonファミリーの作品は積極的に聴こうとはせず、エサ箱に置いてあって値段が折り合えば買うということを繰り返していて、本作もそのうちの1枚です。(とはいえ結構な数集まりました。)00年ごろでしょうか、いつも通りUnionでレコード漁りをしていましたが、特にこれといって欲しいものが見つからなかったため、手ぶらで帰るのも寂しいので300円だった本作を特に期待もせずに買って帰りました。ところが・・・(続く)

<ギターの聴きどころ>

風呂入って、ビールを飲みながら聴き始めました。
あれあれ、Raydioっぽい!右のペケペケカッティングはRay Parker Jr.では?左はCharles Fearingか?ミュージシャンのクレジットありませんが、プロデューサー、Ollie Brownでした。これは決まりでしょう!得した気分です。
A2以降も、失礼ながらLatoyaのヴォーカルよりもバックのサウンドの方に耳が行っていました。
B面にひっくり返して針を下ろすとムーディーなスロウです。2コーラス目、重いドラムのフィルに続いて、左からテロリロの耳慣れたフレーズが聞こえてきました。もしや?これはビール飲んでる場合ではないと、本腰を入れて聴き続けると、時に囁くような、時に泣くようなLatoyaのヴォーカルに応えるように弾むようなオブリを連発してきます。間違いなくDavid T.です。ラッキーです。
何となく「I Want You」のMarvin Gaye(というよりLeon Ware)を思わせるようなB3では、センターのシングルノートバッキングに続いて、左からダブルストップが聞こえてきます。曲の盛り上がりに合わせて、トレモロピッキングでの駆け上がりスライドフレーズなど得意のフレーズを次々と繰り出してきます。右からはRay Parker Jr.のキレのいいカッティングフレーズも聞こえてきます。3台の個性的なギターが浮遊するようなヴォーカルに絡み合います。いつまでも聴いていたい気分にさせる妖艶さです。特に、David T.のギターはエロティックの域に達しています。このB3のインパクトが強すぎてファミリー合作のラストB4が霞んでしまいます。
思わぬ掘り出し物で、300円で宝クジが当たったような思いになりました。安レコ買いの醍醐味とはこういうことなのでしょう!
David T.、Jackson5だけでなくMichaelやJermaineなどのJacksonファミリーの作品にも格好参加してますが、Jacksons絡みでは本作のプレイがベストではないでしょうか?(Chuck Jackson、Darek Jacksonの作品にも参加してます。ファミリーじゃないけど)




Emotional度♡♡♡♡
Bluesy度♡♡
Mellow度♡♡♡♡    
お酒のお供度♡♡♡♡

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