Sergio Mendes / Sergio Mendes (1974) – David T. Walker

セルジオメンデスはなんの役割?

A1. Davy
2. I Believe (When I Fall In Love It Will Be Forever)
3. All In Love Is Fair
4. Let Them Work It Out
5. Here Comes The Sun

B1. If I Ever Lose This Heaven
2. Lookin' For Another Pure Love
3. Someday We'll All Be Free
4. You Been Away Too Long
5. The Trouble With Hello Is Goodbye




Sergio Mendesの'74年の作品です。プロデューサーは本人とDave Grusinです。バックは、Dave Grusinの声がけなのでしょうか、Chuck Rainey(B)、Harvey Mason(Ds)のL.A.のリズム隊に、David T. Walker始めとした数人のギタリストで構成されています。鍵盤系はクレジットはありませんが、二人ともキーボーディストなので分担して弾いていると思われます。
本作も、David T.の参加盤として音楽誌などで紹介されており、探していたのですがUnionではJazz、Soulいずれのコーナーにもなく見つけることができませんでした。そもそもSergio Mendes が何者なのかもよくわかっていませんでしたが、Latin好きの友人からセルメンはBrasilの人と教えてもらい、そうか、通はセルメンというのかなどと思いつつ、Latinフロアーに向かったところ、Brasil'66とかカルメン’77(これはジョークです)に混じって置いてあり、めでたくゲットしました。(1500円ぐらいでした)二人の美女を侍らす変なデザインの裏ジャケには、しっかりDavid T.の名前が書いてあり、Dennis Budimirもいます。リズム隊はChuck Rainey、Harvey Mason、この組み合わせ、絶対見たことがある(聴いたことがある)!と思いつつ、家路を急ぎました。




<ギターの聴きどころ>

A1,どっかで見たことがあるタイトル、ガットギターのイントロから入り、かなりPOPにアレンジしていますが、Marlena姐さんもやっていたあの曲でした。あっちはDennis Budimirでしたが、こっちはDavid T.、艶やかなサウンドで転がるようなオブリです。そうです、
Marlena年さんのWho is This Bitch, Anyway? と同じリズム隊でした!(時系列的には、こっちの方が1年先です。)
続くStevie WonderのA2でも左からDavid T.のオブリが入ってきます。少し地味な参加だと思っていたら後半でチョップ音も交えた力の入ったプレイが聴こえてきました。
A3もStevie Wonderの曲、左からテロリロが聞こえますが音量が小さく、右の音数少ないオブリはBudimirでしょうか?エンディングは右もテロリロです。
The StylisticsのA4では、右に引っ越してやはり艶やかなサウンドを奏でます。短いソロもあります。
BeatlesのA5は、効果音的なシンセのイントロが??な感じがしましたが、歌が入るとあのメロディです。David T.は右に戻って、ヴォーカルにレスポンスするようにトレモロ&スライドなどの決め技をバシバシ突っ込んできます。
Leon Ware作のB1,Quincy Jonesのバージョンを先に聴いていて、あちらではDavid T.のギターが大活躍でしたが、こちらではやや地味な参加で曲の妖艶さ、しつこさも半分ぐらいです。(軽いものが好きな人にはむしろ聴きやすいと思います)
B2,またまたStevieの曲です。ここでのオクターブプレイ等、メインはDavid T.ではない気がします。同じ左で小さい音量のギターがDavid T.では?
Donny HathawayのB3(大好きな曲です)、後半にようやく左からの艶やかなオブリが聴こえてきます。(右とのコンビネーション感は感じられませんでした)この曲でのDavid T.のプレイをもっと聴きたい方は、タイロン橋本さんのバージョンを聴いてください。
B4はまたしてもMarlena姐さんと被ってます。ここでもフリーなオブリでヴォーカルに絡みます。右はBudimirでしょうか?別々に録音した感満載です。
ラストのB5のソロはBudimirでしょうか?この時期のCarltonと通ずるセクシーさを感じます。
1枚通して聴きました。David T.のギターには大満足です。ギターは、他にBernard Ighner, David Amaro, Oscar Nevesが参加しているようですがどのプレイかわかりませんでした。
もっとわからないのはセルメンの役割です。ヴォーカルは女性で、曲もカバー中心であまりセルメンの存在が感じられませんでした。もしかして女性をはべらしてニヤける役割?(私もやってみたいです・・・・)
その後、ベスト盤など安レコを何枚か集めましたが、やはりカバー多いもののラテン風味もありいい感じです。(’83年には同じタイトルでLP出して知るのですが、こちらはブラコン風でした。セルメン、一体、何者ナンdes?)






Emotional度♡♡♡♡
Bluesy度♡♡♡
Mellow度♡♡♡♡♡ 
酒のお供度♡♡♡♡
女性はべらし度♡♡♡♡♡  なんのために?

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