Solomon Burke – Music To Make Love By (1975) – David T. Walker

Deep Soulの巨匠との共演。歌もギターも素晴らしい!

A1. Music To Make Love By (Part 1)
 2. Let Me Wrap My Arms Around You
 3. Come Rain Or Come Shine
 4. You And Your Baby Blues
 
B1. All The Way
 2. Thanks, I Needed That
 3. Everlasting Love
 4. Midnight And You
 5. Music To Make Love By (Part 2)
 

Solomon Burkeの'75年の作品です。Gospelで鍛えた強靭なシャウトと繊細な表現力を併せ持つSoul界の巨匠の一人で、多くの作品を残しています。豊かな声量による大迫力の唱法に加え、Stonesはじめ白人ロッカーがカバーしたせいでしょうか、"King Of Rock 'N' Soul”と称されますが、本質はRockin'ではなくDeepだと思っています。本作はChessでの録音で、自らプロデュースを担当しています。アレンジは前作に続いてGene Pageが担当しておりストリングスの導入など都会的な雰囲気を持つ作品です。(従いサザンソウルを求めるファンからは評価が分かれるところとなります。)ミュージシャンのクレジットはありませんが、Gene Page人脈でのバックと思われ、語りの多用などと合わせてBarry Whiteを思わせるサウンドです。個人的な好みもあるでしょうが、太さが魅力ながら大味なBarry Whiteの低音と比して、迫力や表現力、さまざまな曲を自分の歌にしてしまう個性など、シンガーとして「モノが違う」というのが率直な印象です。
上京直後に超名作の"Best Of" やSoul Deep(Vol3)に収録されたSoul Clanでの熱唱に虜になり、新旧関わらずBurkeのレコードを集め始め(入手したものはどれも名作です。未だコンプできていません)、本作は90年代の半ばに購入しました。Gene Pageの名前があったのでもしやと思いましたが・・・・

<ギターの聴きどころ>

ストリングスから入るA1,左からはWah Wah Watsonと思われる効果音に乗った語りだけで、次のA2も語りから入り、先述の通りBarry Whiteかよ!と思いましたが、右からDavid T. と思われる緩急のあるオブリが入ってきました。間違いありません。それに併せてBurkeのヴォーカルも徐々に熱を帯び、シャウトを交えていきます。
続くスタンダードのA3,Watsonの左からの効果音に続いて、右からDavid T.の粘っこいオブリが入ってきます。ストリングスや女性コーラスなどかなりモダンなアレンジながら、大迫力のシャウトでBurkeの色に染まってしまいます。Barbra Streisandも取り上げていました(ここでのCarltonのプレイも素晴らしい!)、が同じ曲に聴こえません!
哀愁漂うA4はDavid T.は左に引っ越して、「濡れたオブリ」で、Burkeの一人二重唱に絡みます。ヴォーカルもギターも素晴らしいの一言!
B1のスロウはWatsonの効果音、Ray Parker Jr.のカッティングに隠れていますが、ひそやかに右からダブルストップのスライドなどを入れています。
FunkyなB2は、Ray Parkerのペケペケカッティングとのコンビで右からオブリを突っ込んできています。
B3,効果音の多用などややおどろおどろしさを感じますが、ここはWatosnとRay Parkerでしょうか?
BarryもやったB4,比較的すっきりとしたアレンジ(原曲はWatsonの効果音に溢れています)の中で、この曲でも右から「濡れたオブリ」を入れてきます。
A1のリプライズで幕を閉じます。よく聴くと小音量ながら右にオブリが入っています。
Soul界の大御所との共演、大当たりでした。(ジャケットは、スナックでカラオケを歌う中小企業の社長のようですが・・・失礼)
David.Tは、直前のMGM3部作にも参加しています。こちらも是非聴いてください。

Emotional度♡♡♡♡♡
Bluesy度♡♡♡
Mellow度♡♡♡♡ A4,B4は官能的でさえあります
酒のお供度♡♡♡♡

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