Teddy Pendergrass – Teddy (1979) – Bobby Eli

Bobby Eli、R.I.P。

A1. Come Go With Me
 2. Turn Off The Lights
 3. I'll Never See Heaven Again
 4. All I Need Is You

 
B1. If You Know Like I Know
 2. Do Me
 3. Set Me Free
 4. Life Is A Circle

 


 
Bobby Eliが亡くなったとのニュースがネット上で流れました。享年77歳、謹んでご冥福をお祈りします。フィリーソウルのフィールドを中心に、ギタリストとして、プロデューサーやアレンジャーとして、コンポーザーとして幅広い活躍をした人で、手持ちのレコードやCDにも多数記載があります。(Chickenshackハンクロ弘田三枝子さんで取り上げた「Love Won't Let Me Wait」の作曲者です。)ギタリストとしては、MSFBでの活躍や、Spinners諸作への参加、Blue Magicの「Sideshow」、Billy Paulの「Me & Mrs Jones」(いずれもChickenshackもカバーしています)の特徴的なプレイが有名ですが、今回は大好きなTeddy Pendergrassの'79年の作品を取り上げたいと思います。
テディペンは、Harold Melvin And The Blue Notesのドラマー、メインヴォーカル(有名な「If You Don't Know Me By Now」を歌った人です。これもChickenshackがカバーしています)として活躍後、ソロに転向、バリトンを活かしたダイナミックなシャウトや、セクシーなスロウで人気を博したシンガーです。本作でもA面の濃密なスロウとB面の迫力あるアップで持ち味を存分に発揮しています。(しかし、あまりにエロすぎて、日差しの強い昼間に聴く健全な音楽ではありませんので、夜になるのを待って聴いていただければと思います)
Soulを聴き始めた高校生の頃、地元のレンタル店で当時の最新作”Love Language”を借りて聴き、気に入ったので、上京後、過去の作品を集めた中の1枚でした。

<ギターの聴きどころ>

私の持っている盤にはミュージシャンのクレジットは載っていませんでしたが、いわゆるフィリーソウルのギターで、Wikiなどで調べたらたらBobby Eli, Dennis Harris, Roland Chambers, Anthony Bellなどのいつメンでした。(フィリーではこのメンバーに加え、Norman Harrisが多々参加しています)フィリーの曲は、ソロはない曲がほとんどなのですが、特徴的なリフが多く、A面のスロウでのセクシーなリフ、B面のアップでのワイルドなリフなど、曲のカラーを決定づけるプレイが聴けます。(なお、B2はドリフのヒゲダンスのテーマとしても有名です)
個人的は、A面はDavid T.が参加したら、Marvin GayeLeon Wareのようないい感じになるのではと思いながら聴いています。(A4はテロリロっぽいフレーズ入ってますし)
残念ながら、どれがBobby Eliのプレイなのかは聴きわけることはできませんが、訃報記事の写真にはミニハムのレスポールデラックスをプレイする写真が載っており、本作で聴けるややトレブリーなサウンドがそれなのかなと思っております。
先に挙げた盤や曲の他にも多くのフィリー盤に参加しており、改めてその功績の大きさを感じながら、曲やプレイに耳を傾けたいと思います。





Emotional度♡♡♡♡♡
Bluesy度♡♡
Mellow度♡♡♡♡♡
酒のお供度♡♡♡♡♡

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