Yellowjackets / Yellowjackets (1981) – Robben Ford

Robbenの勢いのあるプレイが溢れています。

A1. Matinee Idol
 2. Imperial Strut
 3. Sittin' In It
 4. Rush Hour
 

B1. The Hornet
 2. Priscilla
 3. It's Almost Gone





Yellowjacketsの'81年のデビュー作です。Robben FordのInside Storyに参加したRussell Ferrante(Key)、Jimmy Haslip(B)、Ricky Lawson(Ds)により結成され、本作でもRobbenのギターがフューチャーされています。正式メンバーではなく、Featuringの扱いですが、私が持っている日本盤のライナーノーツでは、メンバーとされており、当時の愛機のロングガード&ドットの335を抱えた写真が掲載されています。(Robbenのみ)Fusionギターブームに便乗してセールスを伸ばしたかったのでしょうか?)。プロデューサーはTommy Lipumaで、Robbenの他にも多数のゲストを招いてレコーディングされています。RobbenのソロやJimmy Witherspoonとのライブ盤などを先に聴いたので、初めて聴いた時はBlues感が薄いと感じましたが、よく歌うギターの存在感はさすがです。
カブトムシやクワガタムシ探索(採集はせず現地で見るだけです)が趣味の私にしてみれば、樹液酒場にいるYellowjacketsは恐怖&邪魔な存在なのですが(幸いにして刺された事はありません)、こっちのYellowjacketsは、CasinoLights含め大事な存在です。

<ギターの聴きどころ>

L.A.の青空を思わせる(行った事ないけど)爽やかなA1,ソロはありませんがカッティングや合間に挟むユニゾンチョーキングが早速存在感を表しています。
続くA2ではギター大フューチャーで、ナチュラルドライブサウンド(この頃はもうアンプはDumbleなのでしょうか?)で弾きまくっています。
A3はRoland Bautistaとのカッティングのコンビネーションです。右がRobbenでしょうか?
A4もRobbenのギターがテーマをプレイします。ソロも含めロングトーンやチョーキングを多用し、ピッキングダイナミクスが活きたよく歌うプレイです。
リズムチェンジの激しいB1では、低音弦のリフプレイ、エンディングにむけたソロ、ここでも激しいプレイです。
幻想的なムードも感じさせるB2でもドライブサウンドによるチョーキング多用のプレイで独自のスタイルを貫いています。
ラストのスロウでは、テンポチェンジ後に短いながらやはりよく歌うソロが入ります。
このアルバムでは、全曲を通して少しツッコミ気味のプレイで、泣きの面より勢いの面が強調されているように感じます。(GaleやDupreeなど過剰にタメる人たちのプレイばかり聴いているので余計にそう感じるのかもしれません。)
この後、次作に数曲参加(ここでもキレのいいカッティングやよく歌うソロが聴けます)した後、グループを離れてBluesに回帰していきます。後年のインタビューによると本当にやりたいことをやるためだったと言っています。




Emotional度♡♡♡♡
Bluesy度♡♡♡ Robbenにしては薄いかもです。
Mellow度♡♡♡♡  
酒のお供度♡♡♡♡ 

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