今井美樹 / Fiesta (1988) – 今剛、松下誠

Blues Feelingに溢れたギターです。

1. Prelude ( Instrumental )
2. (They Long To Be) Close To You (Carpenters)
3. The Lady Wants To Know (Michael Franks)
4. Reunited (Peaches & Herb)
5. Feel Like Makin' Love (Roberta Flack)
6. Snow Falling Thick And Slow ( Instrumental )
7. Lovin' You (Minnie Riperton)
8. Superstar (Carpenters)
9. Company ( Epilogue )
10. ひとりで X'mas




クリスマス便乗を続けます。'88年の今井美樹さんの作品です。今井さん自身が選曲したというカバー中心(曲の後ろにカッコ書きしました)のアルバムです。発売時期に合わせたのか全体的に冬のイメージが漂い、今井さんのヴォーカルは暖かみがあるものの、バックの演奏は凛とした硬質なサウンドです。発売当時はBlues,Soul,Jazzに夢中になっていて日本のポップスはほとんど聞かなかったのですが、飲み会で音楽談義となり、その中の一人(女性です)Soulとギターが好きなら自分の愛聴盤を聴いて欲しいと勧められ、後日カセットテープに録って渡してくれました。今井美樹さんのことを全く知らずに聴いたところ、知っている曲のカバーもあり、オリジナルとはまた違う透明感漂うヴォーカルも気に入り、今さん、松下さんのギターも味があり、結構ヘビロテしました。
大学卒業後は友人とも会うこともなくなり、引越しを繰り返すうちテープも無くしてしまいましたが、2000年頃Book Offの安棚で偶然見本作を見つけ、懐かしさもあって手に取りました。
X'mas曲はラストの1曲だけですが、バブルの乱痴気とは無縁の淋しく切ない曲です。

<ギターの聴きどころ>

その頃は、今さんについてはParachute、松下さんについてはAB'sのギタリストで、フュージョンからポップスまで、幅広い領域で活躍する器用なスタジオミュージシャンという程度の認識しかなく、積極的に聴いていませんでした。(唯一、ParachuteのMiura Windは高校生のときかからよく聴きました)
しかし、本作でのバッキング、ソロとも派手さはないものの味わい深く歌っていて、見方が一変しました。
3,7,8が松下さん、その他が今さんです。
3のイントロは、オリジナルではCarltonが艶っぽく弾いていましたが、硬質なトーンでチョップを交えながらCarltonとは別の色気のあるプレイを聴かせてくれます。
8でも、チョップを効かせ、徐々に高まっていくemotionalなソロを聴くことができます。おそらく一夜をともにしたであろうSuperstarへの恨みつらみも含めた思いを代弁するような激しさです。
今さんは、5でオリジナルでのSpinozza同様のしっとりとしたリズムギターと、ピッキングとフィンガリングのニュアンスでCarltonばりのよく歌うソロ、エンディングプレイを披露しています。その他の曲でも、主役のヴォーカルを引き立てるツボを抑えたバッキングを聴くことができます。
二人のBluesプレイを聴いたことはありませんが、このアルバムから深いBlues Feelingを感じました。(今さんは、大村憲司さん亡き後、近藤房之助さんに一緒にやろうと声をかけられたほど、実はBluesに通じているようです)
今まであまり手が回りませんでしたが、お二人の参加作品を探して、これからも裏ジャケ買いの楽しみがまた増えそうです。
なお、友人には、本作のテープの返礼に4でDuetしているDarek Jackson参加のChickenshackの1st,2ndを同じようにカセットテープに録音して渡しました。気に入ってもらえたかかどうか聞く事もなく時が過ぎてしまいました。もしもいつかまた会うことがあったらぜひ聞いてみたいです。


Emotional度♡♡♡♡
Bluesy度♡♡♡♡ Bluesの曲は当然ないですが Blues Feelingを感じました。
Mellow度♡♡♡♡
酒のお供度♡♡♡♡♡

またもや1円です。買いです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。