Bobby Womack / Back To My Roots (1999) – David T. Walker

熱いゴスペルアルバム、David T.の参加は2曲ですが充分です。

 1. Opening Narration
 2. Rug
 3. Stand By Me
 4. Oh Happy Day
 5. Jesus Be A Fence Around Me
 6. What A Friend We Have In Jesus
 7. Where There's A Will There's A Way
 8. I'm Coming Home
 9. It Is Well
10. Motherless Child
11. Bridge Over Troubled Waters
12. Looking Back
13. Ease My Troubled Mind
14. Nearer My God To Thee
15. Cousin Henry
16. 100 Pounds Of Clay
17. Amen / This Little Light Of Mine / Closing Narration








Bobby Womack'の99年の作品です。通算21枚目のスタジオアルバムで、タイトル通り自身のルーツであるゴスペルに立ち返った作品で、イントロのナレーションでこれまでの経験や思いを語っています。インディーレベルからのリリースで打ち込みによるチープなサウンドの曲もありますが、長い付き合いのDavid T.やWilton Felderの参加する曲もあり、いつにも増して熱いBobbyのヴォーカルで質の高い作品に仕上がっています。ゴスペルスタンダード、Sam Cookeのカバー含めて17曲も入っている充実ぶりも嬉しいところです。
Last Soul Manと言われつつも、前作”Resurrection”から5年ほど新作が途絶えていたので健康面などを心配していた矢先、いつも通りUnionめぐりをしていたらNow Playingで2が流れていました。Bobbyの熱いヴォーカルとともにDavid T.のギターサウンドが耳に飛び込んできて、裏ジャケにはクレジットありませんが、即購入しました。







<ギターの聴きどころ>

インナーには、MusiciansとしてDavid T.の名前がばっちり載っています。Guest Artistではないので全曲参加を期待しましたが、実際には店頭で聴いた2と、13の2曲への参加でした。
Bobby自身と思われる右のギター(Bobby自身左利きなのですが)に続いて語りが入り、直後に左からDavid T.のメロウな「あの音」が入ってきます。これだけで幸せです。
リフのフレーズから、ヴォーカルに入るとBobbyのヴォーカルに呼応するように粘りと甘さのあるオブリに切り替わっていきます。エンディングに向けての掛け合いが熱いです。60年代の作品のリメイクのようですが、オリジナルをまだ聴いておりません。探さねば!
Sam Cookeのカバーの13,Wilton Felderと思われるテナーに続いてヴォーカルが入ります。(Samの面影を残しつつも完全にBobby節ですね!)David T.はフリーなバッキングでそれを支え、中盤には短いながらサウンドもフレーズも甘く美しいソロが入ります。
使用ギターはArtexのシグネイチャーモデルと思われ、円熟のサウンドです。この2曲だけで十分幸せです。
もちろん、それ以外の曲でのBobbyの熱唱も素晴らしく、感涙ものです。
なお、David T.は、The Poetなど一連のBeverly Glenレーベルの作品にも参加しています。こちらも併せて聴いてみてください。







Emotional度♡♡♡♡♡
Bluesy度♡♡♡♡ 
Mellow度♡♡♡♡
お酒のお供度♡♡♡♡ ゴスペルで酒飲んではいけないのかもしれませんが

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