Diana Ross & Marvin Gaye / Diana & Marvin (1973) – David T. Walker, Eric Gale
クレジットありませんがDavid T, とGaleが参加しています。
A1. You Are Everything 2. Love Twins 3. Don't Knock My Love 4. You're A Special Part Of Me 5. Pledging My Love B1. Just Say, Just Say 2. Stop, Look, Listen (To Your Heart) 3. I'm Falling In Love With You 4. My Mistake (Was To Love You) 5. Include Me In Your Life Diana Ross & Marvin Gaye の'73年の作品です。なんとMotownのトップスター同士のデュエットアルバムです。忙しいやらあまり仲が良くないやらでDistant LoverならぬDistant Duetだったとか、タイトルでどちらの名前を先にするのに揉めたとか色々いわくつきの作品のようですが(Wikiに出てました)、Berry Gordyが必死にMarvin Gayeを口説き落とし、Morownが総力を上げて制作した実力派のアルバム、内容が悪いはずがありません(強いて言うならLPではA面B面合わせて30分しかないことでしょうか)。参加ミュージシャンのクレジットはありませんが、当時の最高のメンバーが集められたものと推察します。 本作は、高校の時に聴いたChickenshackのBetcha By Gorry Wow → オリジナルのThe Stykistics買う → 曲はいいがオカマ声が・・・・・カバーも聴いてみたい → 進学・上京してレコード漁り → A1,A2が入っている、Marvin GayeはLive盤を買っていてDavid T.入っていた → 中古で1000円 → 買う、と言う流れでした。初めて買ったDiana Rossのレコードでもあります。購入の動機は不純ですが、曲も歌(特にMarvin Gaye,この頃のシャウト迫力あります) もバックの演奏も素晴らしく、すぐに夢中になりました。今でもよく聴く1枚です。
<ギターの聴きどころ>
クレジットありませんが、David T.は、A2,B5に、GaleはB1に参加していると思われます。 A2、左で、ハーモニクスから始まりミディアムのテンポに乗ってテロリロやダブルストップを繰り出し、二人の熱いヴォーカルを盛り立てます。 ミディアムスロウのB5では、右に引っ越し、少し音量は落ちますが同様にテロリロやダブルストップ、グリッサンドの得意技でで彩りを添えています。いずれも一聴してDavid T.とわかるフレーズとサウンドです。当時初心者出会った私にもピンときました。B4の左のカッティングは微妙ですが。 一方、GaleはAshford &Simpson作の美しいメロディのB1に参加です。静かに始まるイントロ、右のリフに続く左のダブルストップのオブリからスタートします。曲が盛り上がってくるとカッティングに移行し、後半には短いながら満を持して、と言う感じでソロが入ります。ワンポイントでヴァイオリン奏法も交え、短いながら曲にマッチしたフレーズです。エンディングに向けて同様のフレーズで盛り上げながらフェイドアウトして行きます。もう少し聴きたいと思わせるプレイで余韻を残します。 3曲とも派手に弾きまくると言うわけではないのですが、セッションギタリストのお手本のような曲にマッチしたプレイで、一方でしっかり個性も主張しています。さすが!の一言です。なお、Motown時代の振り返りギターセッション”Spirit Traveler”がこの20年後にリリースされ、GaLeとDavid T.も参加しています。 追:Wilson PickettのA3(と言うよりドリフの早口言葉で有名?)のA3と、B3の左のパチパチシングルカッティングは若き日のRay Parker Jr.では?まだあまりペケペケしていませんが。
Emotional度 | ♡♡♡♡ |
Bluesy度 | ♡♡♡ |
Mellow度 | ♡♡♡♡ |
酒のお供度 | ♡♡♡♡ |
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