Dreams Come True / Sing Or Die – David T.Walker

David T.はいつも通りの素晴らしいプレイです。

 1. Sing Or Die ~Opening Theme~
 2. 愛するこころ
 3. あはは
 4. PEACE!
 5. ケロケロ
 6. たんぽぽの堤防
 7. そんなの愛じゃない
 8. 誘惑 ~album mix~
 9. MARRY ME?
10. よろこびのうた
11. そうだよ ~album mix~
12. 月光







Dreams Come Trueの'97年の作品です。通算9枚目のアルバムで、イギリス、アメリカ、日本の3カ国で録音、次作”Monster”同様、英語版もあり、真剣にアメリカ進出&グラミー受賞を目ざしていたとのことです。
"Monster"がDavid T.参加を知ってドリカムとして買った初めてのCDで、その後の調査(というほどでもありませんが)で本作にもDavid T.が参加していることを知り、2〜3年後にやはりBookOffの安棚から購入しました。(英語版も半年ほど遅れて同じくBookOffの安棚からゲットしました)。相当数が出たのか、あるいはiPodの普及でiTunesに取り込んですぐ売ってしまったのか、すぐ安棚に多量に並んでくれて買う側としてはありがたいのですが、音楽メディアや聴き方やが変わってきた時期でした。


<ギターの聴きどころ>

インナーの個別曲のクレジットによると、David T.は、2,3,6,9,10,11,12の7曲に参加しています。
1は、左から弦の表面を撫でる弾き方で、アコースティック感を感じさせるようなコードプレイです。この頃はArtexと思いますがかなりトレブリーにセッテイングされているようです。
2も左からで、ダブルストップやテロリロのオブリを合間合間に入れています。高音弦を撫でるようなプレイと低音弦を弾くようなプレイを組み合わせています。後半に行くほど盛り上がってきますが、6共々、ドラム、ベース、シンセのストリングスがやかましすぎる気がします
スロウの9では左に引越し、ヴォーカルに絡むように次々と得意技を繰り出し、ムードを盛り上げています。2度にわたるソロでもタメやピッキングコントロールで情感たっぷりに音を紡いでいきます。
10では左に戻り、バックの分厚いサウンドと被らないようなコードトーンを選んでいますが・・・・
11では右、12では左からオブリを挿し入れていますが、許kに今一つマッチしていない気がします。
David T.自体はいつものサウンド、プレイなのでに、全体を通して何か浮いた感じというか、曲に溶け込んでいないような印象を受け、それは何度聞いても拭えていません。極限までコンプでレベルを上げたようなドラムとベース、隙間なく空間を埋めるシンセなど、アレンジやミキシングがDavid T.の繊細なタッチを生かしきれておらず、音量だけが上がっているための違和感なのだと思います。90年代半ば以降の日本のポップス、大型スピーカーで聴くといい音がしないものが多く、本作もそのうちの1枚でした。あくまで自分の好みやオーディオ機器と合ってないだけなのかもしれませんが、David T.自身のプレイは素晴らしいだけに個人的には残念に感じました。なお、英語版も歌詞が英語である以外は基本的に日本版と同じアレンジ、ミックスです。(12だけ日本版よりストレートな構成です)
無理だと思うけど、余分な音を省いて、音圧を適正化したリミックス版出ないですかね〜









Emotional度♡♡♡
Bluesy度♡♡♡♡
Mellow度♡♡♡♡♡  David T. のプレイはいつも通りです。
お酒のお供度♡♡♡

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