Howard Huntsberry / With Love (1988) – David T. Walker

機械のビートの中で、必要で十分なメロウな音を奏でます。

A1. Sleepless Weekend
 2. Don't Take This Out On Me 
 3. Interlude: Sorrow
 4. Married Men Get Lonely Too
 5. Typical Reaction

 
 
B1. Roses
 2. With Love
 3. You Ought To Be With Me
 4. For You
 


Howard Huntsberryの'88年の作品です。L.A.のソウルグループ、Kliqueのリードシンガーとして活躍した後のソロデビュー作です。
90年代の頭、いつものようにDisk Unionで裏ジャケ探索をしている時にクレジットにDavid T.の名前を発見、名前も知りませんでしたが、童顔に似合わないヒゲと、甘々そうな曲のタイトルに惹かれ、傷あり盤で800円で購入しました。
A1が始まった瞬間、Hip Hop調で、失敗したかと思いましたが、ヴォーカルは、ハイトーンながら熱さも激しさも、そしてひたむきさも感じられ、声を裏返すテクニックも備えていて旨さに聴き入ってしまいました。(Soulの聴き始めは、太いバリトンが一辺倒だったのですが、David PeastonやFreddie Jacksonなどを聴き始め、ハイトーンにも抵抗がなくなり始めた時期でした)
傷があってB1が針跳びしてしまうため、約20年後に同じUnionで300円均一のエサ箱から買い足しました。(B1は特に気に入っていたのでようやく通して聴くことが出来て大満足です。)

<ギターの聴きどころ>

David T.はB2、B3の2曲に参加しています。
甘いエレピのイントロに、さらに甘いDavid T.のサウンドが重なってきます。重い機械のビートが始まり、しなやかでタフなヴォーカルが入ってきた後も、音量は決して大きくないながら、曲のカラーを決定づけるような印象的なオブリを必要な分だけ入れてきます。中音部での弾けるようなピッキングと高音部でのテロリロサウンドの使い分けも絶妙です。
続くB4もスロウで、囁くように始まり、盛り上がったところでは泣くように歌う(New BirthでのLeslie Wilsonを彷彿とさせます)ヴォーカルのバックで、さらに少ない音数で空間の一部を作ります。ソロはなくても十分です。LeVertよりも更に機械のビートなのですが、David T.の機械では絶対に表現できないヒューマンなプレイがはまっていて、独特なムードを作っています。
Howard Huntsberry、その後、名前を聞きませんが、どうしているのでしょうか?David Peacetonもそうなのですが、音沙汰なく30年以上、シーンから消えるには惜しい逸材です。








B2、B3についてです

Emotional度♡♡♡♡♡
Bluesy度♡♡
Mellow度♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡
酒のお供度♡♡♡♡♡

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