Nick DeCaro / Love Storm (1990) – David T. Walker, Dean Parks

達郎さんとDeCaroとちょっと悲しいクリスマス。

1. Love Storm
2. Touch Me Lightly
3. Silent Night, Lonely Night ( Christmas Eve )
4. Every Night
5. Great Communicator
6. Theme From Big Wave
7. Only With You
8. The Girl In White
9. Love Magic




'90年の日本企画の山下達郎さんのカバー盤(2曲はNickのオリジナル)です。この頃は、A.S.A.P(ユーミン)、Mid Summer Blossom(サザン&桑田さん)、真夏の果実(サザン、ドリカム、杏里他)など、日本の楽曲の海外アーティストによるカバー盤が続出しました。(当時も今も売れ線狙い・楽曲の安売り、便乗等の批判もありましたが、元の曲がいい上、演奏力、歌唱力とも優れているアーティストによるカバーなので決して悪くないと個人的には思っています。中にはもろ軽薄なものもありましたが)。プロデュースは本作もNeil Odaです。メンバーも豪華です。帯によれば、達郎さんも選曲に絡んでいたと言うことなので共同盤的な意味合いもあるのでしょう。
6は夏の曲じゃないのか!等のお叱りもあろうかと思いますが、あまりにも有名な3が含まれていることから、クリスマス枠でご紹介させてください。俺が便乗してますね・・・

<ギターの聴きどころ>

曲ごとのクレジットはありませんが、David T.は1,2,5,6,7に参加しています。(間違っていたらすみません)
1では、雷雨の効果音から、静かにギターが入ってきます。カッティングによるリフが主体ですが、エンディング付近でオブリを突っ込んできます。フェイドアウト、もう1分ぐらい待って欲しかった!
スロウの2は、イントロからDavid T.の指使い、ピッキングが見えるような甘いフレーズを連発します。DeCaroのヴォーカルとも絶妙にマッチしています。東京12CHのギルガメッシュナイトでもBGMで使われていて、フーミンともども驚きました。
5はDeCaroのオリジナルですが、オリジネーターの達郎さんへのメッセージなのでしょうか?David T.は抑えめのプレイですが、
確かな存在感です。
6は、オーストラリア等12月の南半球に行った気持ちで聴いてください。(私は行ったことはありません。)
ミディアムスロウの7も、達郎さんの美しいメロディと少し気だるいDeCaroのヴォーカルに絡み、短いながらDavit.Tならではのソロが中盤/後半にあります。
その他の曲がDean Parksかと思われます。
コアな達郎ファン、DeCaroファン双方からあまり評判の芳しくない超有名な3は、実は私めは、ちゃんと聴いたのはDeCaroバージョンの方が先であるため、あまり抵抗なく聴いています。新幹線で牧瀬里穂さんのような美女を見送ったり(迎えに行ったり?)はしませんでした。
Parksのなんでもこなしてします器用さは、超個性的なDavid T.とは対局にありますが、必要以上に自己主張せずに裏方に徹するのは物凄く忍耐強さが必要と思います。例えるならばバブル期のクリスマスイブに世間が盛り上がる中、みなさんに楽しんでいただけるよう新宿の飲み屋でしっかり焼き鳥を焼くバイトのようなものです。(30年以上前の俺です!大入袋もらって、帰りにちょっと贅沢してエビスビール買って、Charles Brown聴きながら飲みました。)
ラストの9では珍しくソロを弾いています。ストラト+コーラスの美しいサウンドです。だったらもっと弾けばいいのに。Parksなりの裏方の美学がありのでしょうか?

しかし、3はよく聴くとUnhappyなChristmasなんですね。
僭越ながら皆様が幸せなクリスマスを迎えられるよう、心よりお祈りいたします。


Emotional度♡♡♡
Bluesy度♡♡♡
Mellow度♡♡♡♡♡ 
酒のお供度♡♡♡♡♡

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