Oleta Adams / Evolution (1993) – Michael Landau

LandauのBluesyなプレイに驚きました!

 1. My Heart Won't Lie
 2. Hold Me For A While
 3. Don't Let Me Be Lonely Tonight
 4. When Love Comes To The Rescue
 5. I Just Had To Hear Your Voice
 6. Come When You Call
 7. Easier To Say (Goodbye)
 8. Lover's Holiday
 9. The Day I Stop Loving You
10. New York State Of Mind
11. Evolution
12. Window Of Hope
13. Oh Me, Oh My
 


 
Oleta Adamsの'93年の作品です。前作”Circle of One”の大ヒットから3年を経てリリースされました。6曲の自作曲、3や10などのカバーを含む13曲で構成されています。(13は日本盤のみのボートラのようです)プロデューサーはStewart Levineで、前作のヒットを受け制作費も潤沢だったのか一流のスタジオミュージシャンを配してレコーディングされています。
本作は、初めて買ったOletaのアルバムです。名前しか知りませんでしたが、ユニオンSoul&Blues館で10枚まとめ買い1,000円セールで、大好きな3と10、13のカバーが入っていることから数合わせの1枚で購入しました。ゴスペルで鍛えた力強さと繊細な表現力を併せ持つヴォーカルで、この後、他の作品も集めました。


<ギターの聴きどころ>

本作でのギターは、Michael LandauとRay Fullerです。Landauについては、SSHのピックアップレイアウトにゴツいトレモロユニットがついたギターとエフェクターを使って、流行りのカッティングやRockなソロを弾くLukatherタイプの一人だと思って特に注目していませんでした。(むしろ敬遠していました)しかし、10でのプレイを聴いて、印象が180度変わりました。(CDなので飛ばして10を先に聴きました。)Chuck Findleyのトランペットに導かれ曲が始まります。二回り目前後より右からストラトのハーフトーンと思われる控えめなオブリが入ってきます。曲の盛り上がりに合わせてプレイは熱を帯び、エンディング間際の激情のソロにつながります。ドライブの強さを巧みにコントロールしていますが、これまで聴いていたような深いディストーションサウンドではなく、ピッキングやビブラートのニュアンスがEmotionalに表現されています。この曲は松木さんDupree、Howard Robertsも味わい深いギターを弾いていますが、LandauのBluesyなプレイも決して引けをとりません。
3では、控えめなプレイでSanboneの泣き節に隠れていますが、指弾きと思われる渋いオブリなどを入れていていい感じです。
9のヴォーカルに絡むアコギのプレイも縦揺れビブラートを効かせて豊かな表現力です。
7でのRay Fullerのカッティングもキレがいいと思いつつ聴いていたら、LandauのRockソロが入ってきて印象が90度ぐらい戻りました・・・ともあれ、本作以降は、Landauのプレイにも注目(注耳?)することになりました。
12ではRay Fullerのよく歌うソロも聴けます。(土岐さんのソロアルバムにも参加していた人です)
ヴォーカルもギターも楽しめる作品、今の季節(夜限定?)にもぴったりですのでぜひ聴いてください。







Emotional度♡♡♡♡♡
Bluesy度♡♡♡♡
Mellow度♡♡♡♡
酒のお供度♡♡♡♡

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