Stanley Turrentine ‎/ West Side Highway (1978) – Eric Gale

やっちまった!そしてDupreeはどこにいる?

A1.Walkin'
 2.Ann, Wonderful One
 3.Hudson Parkway (West Side Highway)

B1.Sugar
 2.Peace Of Mind
 3.AStan's Thing



やっちまいました。Macの操作ミスで、約20年レコードからデジタル化したりCDから読み込んだiTuneのIpod用AACファイル7万曲以上を消してしまいました(涙)。ファイル復活ソフトを試みるも効果なく、正直、真っ青です。自宅リスニング用のApple Losslessファイルが別にあるのが救いですが、ここからまたAAC変換するのか・・・・・教訓:バックアップは大事!
それはさておき、Boss Tenor、Stanley Turrentineの'78年作です。今の自分は'76年のThe Man With The Sad Faceの心境なのですが、ちっとムード歌謡っぽくて余りにもお涙頂戴感あるので、ここはブルース中心の本作とします。
70年代のTurrentineは、CTI → Fantasy で、Jazz、Blues、Pop路線、ムード音楽的なものなど、実にバラエティに富んだ作品を出してます。アルバムごとにメンバーや雰囲気が変われども、太いTsの音色は一貫しており、強い個性を感じます。
本作は、Grady Tate(Ds)、Ron Carter(B)、Paul Griffin(P)などをバックに、持ち前のBluesyなサウンドを聴かせています。
新宿UnionのJazzアナログ館が明治通り沿いのビルの6Fに独立していた頃、1000円未満、500円未満のエサ箱セールを時々やっており、頻繁に通って、裏ジャケやインナーを見ながらTurrentineのLPを何枚か買いました。(David T.やJimmy Ponderの参加盤もあります。平均700円ぐらいでしょうか?)本作は、インナーのクレジットによればGaleとDupleeが参加、速攻買いましたが・・・・(続く)

<ギターの聴きどころ>

(続き)早速聴きました。MilesのA1、かっこいい!Turrentineのを引き継ぐように入ってくるGaleのソロもいつにも増してBluesyです。
A2のギターはDupreeもクレジットされていて、期待大です。スロウが始まります。しかし、あれ?ギター入ってる?もしかして左チャンネルの濃いフェイザーのコード流し?Galeは?
A3のソロはLloyd Davis(同系統のSoul Jazzに参加しているギタリストのようです)で、ちょっとGaleぽいですが、よりフルアコらしいナチュラルなトーンです。
裏に返してB1.のセルフカバー(オリジナルはBensonがギターです)テーマのユニゾンやコードはLloyd Davis(右)で、ソロはじめ割と好き勝手に弾いているのがGale(左)でしょう。クールな曲調にかかわらず、Turrentineのテナーとくどいモノ同士の組み合わせが熱いです。
再びスロウのB2です。今度こそDupree!しかし、ギター聞こえません。後ろのストリングスを二人でバイオリン奏法しているはずもなく、曲が終わってしまいました。Turrentineの吹くメロディーは美しいですが、肩透かしを食らった気持ちです。
B3.はWah(びよんびよんという響きがオートWahっぽい感じがします。)を聞かせたGaleのプレイが印象的です。
さて、アルバム一枚聴き終わりました。Dupreeは何処に?ひょっとして、スタジオには参加してたけど弾かずに見てただけ、というオチでしょうか?


Emotional度♡♡♡♡
Bluesy度♡♡♡♡♡
Mellow度♡♡♡ 
酒のお供度♡♡♡♡♡

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