Stevie Woods / Take Me To Your Heaven (1981) – Ray Parker Jr.

40年近く前ですが、バッキングのネタの宝庫に思え、新鮮でした!(今でも)

A1. Fly Away
 2. Just Can't Win 'Em All
 3. Take Me To Your Heaven
 4. Steal The Night
 5. Through The Years

 
B1. Wanna' Be Close To You
 2. Read Between The Lines
 3. Throw A Little Bit Of Love My Way
 4. Gotcha




 
 
Stevie Woodsの'81年の作品です。オハイオ出身のシンガーで、Funkバンドを経て、ソロデビューはドイツという変わった経歴を持ちます。本作は、USでのデビュー盤で、L.A.の豪華なメンバーがバックに名を連ねており、期待の高さが窺われます。内容的には、B1,B4などのFunkナンバーも含まれるものの、全体的にポップな作りで甘いヴォーカルと相まって、SoulというよりはAORにカテゴライズされているようです。
本作は高校の時、ちょうど今ぐらいの時期にレンタルレコードで発見、当時はTOTOなども聴いており、並行してSoulやBluesにも足を踏み入れ始めたので、表ジャケは良い歌を歌いそうなSoulfulな顔立ち、裏ジャケにはLukaherの名前、他に借りたいLPもなかったため、試しに借りてみました。





<ギターの聴きどころ>

ギターは、 Ray Parker Jr.,Paul Jackson Jr.,Charles Fearing, Steve Lukather,  Tim May, Trevor Veitch、そしてStevie Woods自身と7人クレジットされています。
しかし、正直言いまして、はっき誰のプレイかわかるのはB1,B4のアップでのRay Parker Jr.(とPaul Jackson Jr.かCharles Fearingとのコンビ)と、A2のところどころ入るディストーションサウンド,A3のシンセと被るポップなリフがLukarher(オリジナルのWilson BrothersでもLukatherが弾いていたと思います)ぐらいで、残りの曲は誰なのか特定できません。しかしどの曲も控えめなプレイながら、SoulやAORでのバッキングを学びたいと思っていた自分にはネタの宝庫に思えました。(キャッチーなA4のアコギとミュートとサビの特徴的なリフの組み合わせや、スロウのA5のイントロやヴァイオリン奏法、絶妙ですよね)。何よりも、どの曲も美しいメロディーを持っていて、春らしい雰囲気を感じました。A3,A4,B3,など特に!そして、世間?で言われるように甘いだけのヴォーカルではなく、Funkバンドから出発しただけあって、B3などでは迫力あるシャウトも聴けます。
そして、のちにCheryll LynnなどでRay Parker Jr.のプレイにハマって行くのですが、おそらく初めて聴いたペケペケサウンドが本作だったと思います。なお、このLPも、返すときに気に入ったので売ってくれませんかと店員さんに頼んだら、他に借りる人もいないので、ということでEric Tagg宮本典子さん同様、レンタル代で売ってもらいました。自分にとって思い出深い1枚、今の季節に必ず聴く1枚です。今回も思い出話ですみません・・・・2枚目も甘い曲が揃った良作です。併せて聴いてみてください。














Emotional度♡♡♡♡
Bluesy度♡♡ 
Mellow度♡♡♡♡♡
酒のお供度♡♡♡♡

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