The Crusaders / Live In Japan 2003 (2003) – Ray Parker Jr.

クルセ参加でも独自のスタイルを貫くOne And Onlyなギタリストでした。

 1. I Felt The Love (Free As The Wind)
 2. Creepin' (Rulal Renewal)
 3. It Happens Everyday (Free As The Wind) 
 4. Shotgun House Groove (Rulal Renewal)
 5. Carnival Of The Night (Street Life)
 6. Ballad For Joe (Southern Comfort)
 7. Way Back Home (Old Socks, New Shoes...New Socks, Old Shoes)
 8. Put It Where You Want It ("I")







The Crusadersの'03年のライブ盤です。90年代はバラバラの活動をしていたクルセですが、前年の'02年のRural Renewalで久々のオリジナルメンバーが3人が集結し、本作は'03年の10月に行われたBlue Note東京でのライブレコーデイングです。Stix Hooperはあいにく参加していませんが、Joe SampleとWilton Felderの共演を聞くことができます。Liveの告知をJazz Lifeで見て、驚きだったのは、Ray Parker Jr.がサポートメンバーで入っていたことです(Rural Renewalにも参加していましたがこの時点ではまだ未聴でした。本作を聴いた後、速攻で入手しました)。あの個性的なペケペケサウンンドがクルセに合うのか?しかもRayもしばらく目立った活動していなかったのでどう変化したのか?興味津々です
Liveは行けませんでしたが、発売と同時に本作は入手しました。過去の名曲が大半を占めますが(曲名の後ろにオリジナルを含むアルバムをカッコ書きしました)、どちらかというと久々のクルセを聴きたいというより、Carltonなどが弾いた曲をRayがどう料理するのか聴いてみたいという不純な動機でした。


<ギターの聴きどころ>

Ray Parker Jr. は、世間的には"GhostBusters"の人、あるいはニヤけた流し目で「Woman Needs Love」などのブラコンを歌う軟派なオッさんとして認知されているかと思いますが、弊ブログでも取り上げたHerbie Hancockの"Secrets"でのプレイのように独特のキレるカッティングをするセッションギタリストでMotownの作品などに多数参加しています。(トレブリーな「ペケペケ」サウンドでの個性的なプレイは、聴けば一発でRayとわかります。)Cheryl Lynnの"In The Night"など、プロデューサーとしても活躍しています。
さて、本作でのRayはいかがでしょうか?
Free As  Windからのドラムロールに続いて、Rayのギターが入ってきます。相変わらずシャープなカッティングですが、サウンドはそれほどペケペケではありません。お得意のブラッシングがないフレーズも入ってきていて微妙なスタイルの変化も感じさせます。後半のカッティングソロはじめ、Grooveはさすがです。
前作からの2は、スタジオ盤ではClaptonがストラトサウンドでゲスト参加していますが、本作ではそのプレイをトレースすることはなく、時折ジャブ的なオブリを入れるなど比較的控えめなバッキングにとどまっています。
スロウの3でも抑えめのプレイです。
再び前作からの4では、スタジオ盤ではDean Parksとのコンビネーションカッティングでしたが、ここでは単独であることもあって、ハーモナイズドチョーキングやユニゾンチョーキングも交えて本領発揮のプレイです。
続く5でもオリジナルを独自に解釈したような変化に富んだカッティングプレイです。オリジナルにあったドライブサウンドのソロ(Barry Finnerty?)はありませんでした。
ドラマティックなスロウの6では、抑えめながら的確なコードプレイの後、後半のテンポチェンジのタイミングで、「普通の」サウンドで「普通の」Jazzyなソロを弾き始めます。こんなプレイもやるのかと思いつつ聴き進むとエンディングで変化球を投げてきて、やはり一筋縄ではいきませんでした。
ライブでの定番の7でも甘めのサウンドでコードプレイやオブリを入れていて、見事に溶け込んだバッキングをしています。
ラストの8,"1"からの曲で、オリジナル通りのテーマメロディ(Carlton?)を辿りつつスタートしますが、徐々に自己流のコブシを効かせ始め、中間部のソロではシングルミュートとチョーキングを組み合わせたプレイから、カッティングも交えた個性的なフレーズを重ねていきます。自分はCarltonの”Deep Into It"のイメージが強かったのですが、方向性は同じながら全く別の切り口のプレイでした。
どの曲でも、オリジナル参加のギタリストのプレイに囚われることなく、独自のスタイルを貫くRay Parker Jr.、この人も紛れもないOne And Onlyなギタリストです。ただのニヤけた軟派なおっさんではありませんので、ぜひ聴いてみてください。
Emotional度♡♡♡♡♡ 
Bluesy度♡♡♡
Mellow度♡♡♡ 
お酒のお供度♡♡♡♡  

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