The Crusaders / Royal Jam (1982) David T.Walker

クルセとB.B.とオケの共演です。David T.の出番はちょっと少ない?

A1. Overture (I'm So Glad I'm Standing Here Today)
 2. One Day I'll Fly Away
 3. Fly With Wings Of Love

B1. Burnin' Up The Carnival
 2. Last Call

C1. The Thrill Is Gone
 2. Better Not Look Down
 3. Hold On

D1. Street Life
 2. I Just Can't Leave Your Love Alone
 3. Never Make A Move Too Soon
 
The CrusadersとB.B.King、the Royal Philharmonic Orchestraの'81年のLondonでのライブ演奏を2枚組LPにまとめています。メンバーの詳細など、Wikiにまとめられていますが、豪華な組み合わせです。(ベースはJames Jamerson Jr.です)B.B.のLive In Londonと同じツアーと思われます。大半がB.B.(クルセ全面バックアップの'78年のMidnight Believerからの選曲が3曲あります)とJosie Jamesのヴォーカルをフューチャーしていますが、当時のフュージョンのヒット狙いで2〜3曲歌物を混ぜるという取り扱いとは意味合いと重みが違います。オケも、荘厳で華麗な演奏の中に、クルセやB.B.に染まる厚さも持ち合わせていて意外にハマっていました。
高校の頃にNHK-FMでクルセのライブが放送され,David T.も参加していた記憶がありますが、本作だったかあるいは日本公演だったか覚えていません。カセットテープにも録音したはずですがあまり聴かないまま行方不明になってしましました(再放送希望します。)
クルセ、CD再発後はエサ箱の常連で、本作も2枚組ながら500円だったと思います。当時を思い出して早速購入しました。2枚組を一気に聴ききり、短いと感じるほどの中身の濃さです。


   

 

<ギターの聴きどころ>

David T.が右、 Barry Finnertyが左です。どちらかというとFinnertyがメインのようです。
A1,オーケストラケが美メロを荘厳に奏で、幕を開けます。オリジナルのJoe Cockerの熱唱が素晴らしいのはもちろんですが、オケのサウンドとも合います。
メンバー紹介(David T. が最初に紹介されます)に続きA2からクルセの演奏となります。イントロのFinnertyのカッティングに続き、、左からDavid T.のあの音でのオブリが入り、Wolton Felderのサックスとコール&レスポンスします。短いソロ(ブリッジ?)はFinnertyです。
A3、途中までJoe Sampleの単独プレイで、後半、オケも含め盛り上がりますが、ここでもソロはFinnertyで、David T.は控えめにリズムを刻みます。
B1はJoe SampleのソロからのJossie Jamesのヴォーカルフューチャー曲で、イントロはDavid T.が熱いプレイを聴かせます。ここでもソロはFinnertyです。
B2もイントロはDavid T.ソロはFinnertyです。
B面ラストの紹介に続き、C面からB.B.が登場します。最大のヒット曲であるB1,歪みとサスティンのあるサウンドでギターが入り、ツヤとハリのあるヴォーカルが入ってきます。オケをバックに、ギターソロもチョーキングとビブラート、コントロールの効いたB.B.のいつものプレイで痺れます。B.B.の独壇場で、David T.は黙々とリズムを刻みます。
C2では、後半、David T.が結構長めのソロを取るのですが、小音量のため、オケのブラスに埋もれてしまい、もったいないです!リマスター盤出ないでしょうか?
C3、自分は実は高校生の時に、Joe Cockerのバーションを先に聴いていてアクの強いヴォーカルにも惹かれましたが、B.B.の陰影のある声も別の魅力がありました。David T.は、控えめにMellowなオブリを差し込んでいます。
D1はB.Bの歌うStreet Lifeです。自分としては本作のベストテイクで、歩んできた道のりが深いBlues Feelingになって溢れ出ており、Randy Crawfordとはまた違う味わいがあります。比較するモノではないですが、Jossie Jamesは力が入りすぎに感じます。ここでもソロはFinnertyです。
D面でもギターの主役はB.B.で、 David T.はバッキングに徹しています。
本作は、どちらかと言うとFinnertyがメインで、David T.はサブの位置づけに感じます。(経験の浅いFinnertyを育て、補う役割?)クルセはCarlton脱退後ギターを正式メンバーにしませんでしたが(長年の盟友のDavid T.がスタジオで多忙を極めたため)Finnertyを後継者として育てたかったのでしょうか?強い個性の強いDavid T.やCarltonは自身の色をクルセに持ち込んでいましたが、Finnertyは器用に染まってしまった印象があります。個人の好みで、これまた比較するべきではないのですが、Nancy Wilson参加のライブや、Kenny Gが参加したライブの映像などを見ると、やはりDavid T.のギターがよりクルセのサウンドにマッチしている気がします。(Finnertyファンの方、申し訳ありません)



Emotional度♡♡♡♡♡
Bluesy度♡♡♡♡♡
Mellow度♡♡♡♡
酒のお供度♡♡♡♡ 

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