Billy Preston / The Kids & Me (1974) – David T. Walker

クレジットありませんが間違いなくDavid T.のプレイです。

A1. Tell Me You Need My Loving
 2. Nothing From Nothing
 3. Struttin'
 4. Sister Sugar
 5. Sad Sad Song
 6. You Are So Beautiful

 
B1. Sometimes I Love You
 2. St. Elmo
 3. John The Baptist
 4. Little Black Boys And Girls
 5. Creature Feature
 


 
Billy Prestonの'74年の作品です。A&Mでの5作目(スタジオ盤としては4作目)に当たり、RufusのBobby Watson(B),Tony Maiden(G)などがバックを務め、のちにThe EaglesのメンバーとなるJoe Walshのスライドギターでの参加も話題になったようです。
多くのカバーがあるスロウの名曲A6が収録されており、なた、全米No1ヒットとなったB2を含むなどセールス面でも成功を収めました。
私は、A2はChickenshack、A6はJoe Cockerのカバーを先に聴いており、オリジナルを聴きたいと思い、93年頃逆引きで本作を購入しました。CD、アナログとも中古しかなく、いい値段でしたが、より安いアナログを選びました。今はその半額ぐらいでCDが買えるのですね・・・

<ギターの聴きどころ>

裏ジャケには、ミュージシャンのクレジットがあり先に述べたメンバーの名前が載っていて、Bobby Watson(Chickenshackで知り、Rufusものちにコンプしました)が参加しているのを確認しながら聴き始め、A2のオリジナルもいい感じだけど、A5はOtis ReddingのFA-FA-FAのパクリでは?などと思いながら聴いていると、お待ちかねのA6が始まりました。シンセが余計に感じで??でしたが、次の瞬間、左から聴き慣れたギターサウンドが入ってきました。もしかして、と思い聴き進めると、間違いありません、David T.のプレイです。ツッコミ気味に入り、チョーキングやスライドでタメる独特のオブリ、見事に主役のヴォーカルのレスポンスしています。盛り上がるところではチョップ奏法も飛び出し、いつにも増してBluesyです。
B4でも、右からオクターブやダブルストップのグリッサンドなどお得意のプレイが次から次へと繰り出されます。2分半しかない曲の短さが恨めしく感じるほどです。B5の右のWahプレイももしかして?
クレジット、もう一度見返しましたが、名前はありませんでした。David T.がソロ作をリリースしていたOdeは、この時期はA&Mグループだったので、契約上も問題ないはずです。なぜ? A1のJoe Walshはしっかり書かれているのに?(残念ながら私はこいういうプレイは興味がなく、価値がわかりませんでした)
インストのA3などで聴けるTony MaidenのカッティングもGroovyです。
なお、A2は、SutuffがJoe Cockerのバックを務めたライブでも演奏しており、Dupreeの弾くテーマも、Galeのソロも、Teeのアコピも、Gadd&EdwardsのGrooveも素晴らしいのですが、自分が持っているのは海賊版のようで、例え本気であろうともアップすると「捕まるよマジで」になってはいけないので、ビビリのため二の足を踏んでおります。(3枚組で、音は良くありませんが内容はバッチリです。Cockerさんは少しラリってるかも?)




Emotional度♡♡♡♡
Bluesy度♡♡♡♡
Mellow度♡♡♡♡
酒のお供度♡♡♡♡

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