Chet Atkins, C.G.P. – Stay Tuned (1985) – Larry Carlton

美しく爽やかなギターの語らいです。

A1. Sunrise (George Benson)
 2. Please Stay Tuned (Steve Lukather)
 3. Quiet Eyes (Larry Carlton & Dean Parks)
 4. A Mouse In The House (George Benson)
 5. Some Leather And Lace (Mark Knopfler)

B1. The Cricket Ballet (Earl Klugh)
 2. Cosmic Square Dance (Mark Knopfler)
 3. The Boot And The Stone (Dean Parks & Boots Randolp)
 4. Tap Room
 5. If I Should Lose You


 
Chet Atkinsが8人のギタリストと共演した'85年の企画盤です。(参加ギタリストを曲の後ろにカッコ書きしました。)言わずと知れたカントリーギターの重鎮ですが、 カントリーのフレーバーを残しつつも、当時のFusionブームを意識して制作されたのでしょうか爽やかな内容です。David Hungate, George Bensonとの共同プロデュースで、ゲストギタリスト以外にも豪華なメンバーが参加しています。
発売当時、高校生で、懇意にしてくれたレコード店の店員さんがCarlton参加のアルバムが入った、ということで紹介、A3を試聴させてくれたのですが、ストラトのクリーントーンらしい音色や控え目なフレーズを地味に感じ、購入を見送りました。(Chet Atkinsも当時は名前しか聞いたことがなく、良さがわかりませんでした)確か、このジャケットではなくて青空の写真の日本版だったと記憶します。タイトルも別だったような?なお、その時はもう1枚紹介してくれたMagic SamのWest Side Soulを買いました。(ジャンルは全く違いますがこれまた名盤です。)
90年の半ばに、本作をエサ箱で発見し、懐かしさもあって購入、ほぼ10年ぶりに手にしました。充実した内容、500円で買えて嬉しかったのですが、もっと早く買っておけば良かったと少し後悔しました。そして、あの日本盤は見ませんが幻だったのでしょうか?




<ギターの聴きどころ>

お目当てのCarltonはDean Parksと共にA3に参加しています。
Leon Russell作のMellowなメロディをAtkinsが奏でます。ミュートのバッキングはDean Parksでしょうか?途中からテーマにハモり、Valley Artsのストラトと思われるサウンドでソロを弾くのがCarltonと思います。3人のギターがMellowに絡み合います。決して必要以上に自己主張しないところが大人の演奏ですね!しかし、Leon Russellは特異な風貌からは想像できない美しい曲をたくさん買いてますね!
A1はBenson先生です。ハーモニクスからAtkinsの複音プレイに続く流れがこれまたMellowです。中盤に艶と張りのあるナチュラルトーンで、お得意のオクターブ+αなど、しっとりとしたプレイでBensonが入ってきます。しかしソロの後半はと早弾きフレーズ(ラン奏法というのですか?)で締めています。(流し目、ドヤ顔で軽々と難しいフレーズを弾く姿が目に浮かびます)刺激されてAtkinsもその後は早退きを聴かせています。
A2はLukatherです。キメや転調の多いスリリングな展開でも、Atkinsはマイペースに複音など自分のフレーズを乗せていきます。突如、Lukatherのドライブトーンが右から入ってきます。Atkinsとの絡み(バトル?)でも、遠慮なくRockなプレイを突っ込んできます。Lukatherも違う意味でマイペース?(David T. との共演でも爆音でした)
A4は再びBensonが登場し、左右ポジションを入れ替えてプレイします。ここでは、比較的ホストのAtkinsを立てた一歩引いたプレイです。
A5では、Atkinsはシグネイチャーモデルであろうガットに持ち替えます。ギターが変わっても持ち味が変わらないところはさすがです。
Mark Knopfler(クノップフラーではないです)は、いつものストラトサウンドとは違う感じですが、Bluesyに絡みます。
B1はEarl Klugh(クルーグフではないです)との、リラックスした語らい合いがほのぼのとします。
カントリー調のB2は、再度Mark Knopflerとのデュエットで、お互いの個性がよく現れたプレイです。
セルルフカバーのB4、ラストのソロB5はJazzのエッセンスも取り入れて美しいサウンドと円熟のプレイを聴かせてくれます。
エレクトリックは、翌年にGibsonからシグネイチャーモデルが発売されますが、この盤ではまだGretchでしょうか?
LPを通してギターバトルというよりは、リラックスしたギター通しの語らいという雰囲気のためBGMとして使うこともできますが、ギターファンにとってはそれぞれのプレイヤーの個性が楽しめ、コピーしがいのある名盤かと思います。ぜひ聴いてみてください。













Emotional度♡♡♡
Bluesy度♡♡♡
Mellow度♡♡♡♡   
お酒のお供度♡♡♡♡

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です