Joe Cocker / Stingray (1976) – Eric Gale, Cornell Dupree

アクが強い熱唱とギタープレイ!

A1. The Jealous Kind
 2. I Broke Down
 3. You Came Along
 4. Catfish
 5. Moon Dew

B1. The Man In Me
 2. She Is My Lady
 3. Worrier
 4. Born Thru Indifference
 5. A Song For You
Stuffのメンバー(まだ結成前だった?)が全面バックアップした佳作です。高校時代、田舎では手に入らずわざわざ東京まで探しに来て、何件も中古レコード屋を回り、渋谷で見つけて、家に帰ってドキドキしながら針を落としたことを思い出しました。それまで、Joe cockerは、新品で田舎でも買えた「Civilized Man」や「愛と青春の旅立ち」のサントラは聴いていましたが、モノが違いました。今はAmazonで自宅まで届けてくれるなんて・・・(サブスクにはまだ見当たらないようで、なんとなく安心しました。← 我ながら心が狭い!)

<聴きどころ>

「レイドバック」(この頃この言葉が流行ったのですかね)したムードが全面に漂いますが、Joe Cockerの熱唱とばっちりハマっています。スタッフの歌伴には珍しく、スロウナンバー中心に二人のギタリストのソロがふんだんに聞けます。(A1はCornell Duplee,A4,A5,B2,B5はEric Galeでしょうか。B3のソロはClaptonです。)それぞれの個性が表れていています。自分の好みとしては、両面最後の2曲のGaleの熱い(くどい)ソロが一番です。少し歪んでいてフェイザーがかかったいつもの音色(濡れた音ですが、フルアコで評されるようなソフトな音では決してありません。)ですが、強いピッキングでは、Super400の箱鳴りが響いているように聞こえます。アクの強いハスキーボイスとアクの強いギターサウンドが絶妙にマッチしています。(体調が悪い時には暑苦しく感じるかもしれません)アルバム全体が濃いです。そして濃い酒に合います。
Emotional度♡♡♡♡♡
Bluesy度♡♡♡♡
Mellow度♡♡♡♡
酒のお供度♡♡♡♡♡        

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