The Controllers / For The Love Of My Woman (1987) – David T. Walker

クレジットはありませんがDavid T.が参加していると思います。(あるいは巧みなモドキ?)

A1. Sleeping Alone
 2. Play Time
 3. Knocking At Your Door
 4. For The Love Of My Woman
 
 
B1. Keep In Touch
 2. No One's Ever Loved Me More
 3. Love Is On Our Side
 4. My Secret Fantasy

 
 
 


The Controllersの'87年の作品です。日本ではあまり知名度が高くありませんが60年代より活動しているヴォーカルグループで、77年〜99年の間に8枚のアルバムをリリースしており、本作は6枚目に当たります。
Soulのガイドブックを見て名盤の誉高い'Next Line"をまず買い、L.J.Reynoldsをから少し荒さを引いて甘さを足したリードとグループとしてのコーラスワークの完成度の高さ、曲の良さなど自分の好みにばっちりヒットしました。70年代のJuana時代の作品はそれなりの値段でなかなか手が出せずにいたのですが、80年代の再始動後のMCAの一連の作品はまとめ買いエサ箱にも時々入っていて、本作も新宿UnionのSoul Blues館の5枚まとめて1000円のセールで購入しました。他の作品にはある参加ミュージシャンのクレジットは本作にはなありませんでしたが、・・・ (続く)

<ギターの聴きどころ>

 (続き)早速聴き始めたら、80年代後半のサウンドながら、過度に電子化されてなくいい感じの甘さだと思って聴いていたら、2曲目のイントロ、左から聴こえたギターはDavid T.のサウンドとプレイです。慌てて裏ジャケをもう一度見直しましたが、Special Thanks toばかりが続いていて、David T.の名前は見つけられません。しかし、サビに進むと同じ左からシングルコイルサウンド(しかもハムをタップしたシングルのような音、山岸さんがES-347のセンターで出しているような音です。Byrdlandのセンターでも似たような音は出ますが・・・)に変化、プレイも微妙に変わっています。
Aメロに戻るとまたDavid T.の芳醇なサウンドとタッチに戻りますが、サビではまたシングルコイルサウンドに変わります。エンディングに向けては、まんまDavid T.で、所々マイナーペンタを使うオブリが続きます。David T.本人か、あるいはフォロワーが模倣して弾いているのか?
A3,A4,B1は明らかにDavid T.とは異なるサウンドとバッキングプレイですが、スロウのB2のサビのあたりから、今度は右からサウンドもプレイもDavid T.ぽいオブリが入ってきます。気になってヴォーカルの素晴らしさに集中できません。
B3では、やはり右からコーラスがかかったようなサウンドでダブルストップやテロリロのオブリが入ってきます。しかしサビ部分でのオブリはタイミングや音の選び方が微妙にDavid T.のそれとは異なります。エンディングに向けての駆け上がりスライドはDavid T.なのですがフォロワーが巧妙に真似している?
疑惑の3曲、100%の自信を持ってDavid T.のプレイとは断言できません。真相がわかる方がいたらご教示ください。(David T.本人のFacebookに質問しようとも思いましたが、ビビリなので未だ聞けておりません)
それとは関係なく、アルバムとしては曲良し(Sam Deesはじめ豪華な作家陣です)、声良し、アレンジ良しで、Soul好きな方にはお勧めです。是非聴いてください。(他の作品も時代で変化していますがどれも素晴らしい内容です)



Emotional度♡♡♡♡
Bluesy度♡♡ 
Mellow度♡♡♡♡
酒のお供度♡♡♡♡

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