古内東子 / 魔法の手 (1998) – David T. Walker, Paul Jackson Jr.

タイトルは、David T.のことでしょうか?

 1. だいすき
 2. 雨降る東京
 3. 魔法の手
 4. くちづけを待ってる
 5. 心にしまいましょう
 6. シャワールーム
 7. ぎりぎりまで
 8. 銀座 [Ginza Version]
 9. ずっと一緒に
10. 淡い花色


古内東子さんの98’年の作品です。通算7枚目にあたり、オリコンチャートでNo1となったヒット作です。バンド系はLA録音で(打ち込み系は東京録音)前作のドラムはJames Gadsonでしたが今回はなんとPaul Humphleyです(シンプルなドラミングに関わらずものすごくGrooveを感じさせます)。さすがNo1ヒット、ウィキペディアにも掲載されており、個別曲のクレジットもそれぞれ記載されています。(CDのインナーは後ろの方に纏めて薄い字で書かれていて読みづらいので、老眼の自分には助かります。)
本作も全て自身の作詞作曲で、女性目線での恋愛を中心に切なく歌われています。アレンジを担当する小松秀行さん(元ORIGINAL LOVEのベーシスト)のセンスも光っています。
Book Offの安棚でまとめ買いしたうちの一枚で、吉田美和さんやASAPなどもそうなのですが、数が売れた分中古市場にも出回る量が多く、需給バランスから価格が下落したものと思われます。物の価値と値段は必ずしも比例しないですね。
<ギターの聴きどころ>

David T.は、2,3,7の3曲に参加しています。
ミディアムスロウの2、イントロからお得意のテロリロのオブリフレーズを連発します。ドラムとベースと小音量のピアノという音を詰め込まないバックの演奏の中を泳ぐようにダブルストップを軸としたバッキングで曲を彩ります。
3では、シンプルな8ビートにもかかわらずドラムとベースが見事なGrooveを作っており、その上に乗っかって、低音部から高音部までフィンガーボード全体を渡り歩くようなバッキングです。弦を強く弾くプレイ(チョッパーギター?)など、ピッキングも表情豊かな強弱をつけていて曲のアクセントになっています。一旦フェイドアウトして、またフェイドインする演出もニクイです。
ミディアムの7でも、フリーなバッキングです。
本作ではソロはありませんが、美しいメロディ、シンプルなバックに絡む絶妙なプレイで、David T.の両手こそが「魔法の手」です。
1,6,8のギターはPaul Jackson Jr. です。1のイントロや間奏、エンディングではWah Wah Watsonのような効果音プレイですが、ヴォーカルの後ろではいつものキレのいいリズムバッキングです。6では、あまりらしくないソロも弾いています。(自身のソロ作ではフルアコでこういうプレイもしていますが歌伴ではあまり聴くことがありませんでした)8では珍しくアコギを重ねて弾いています。
Hourglass同様、ギター好きにも楽しめるアルバムです。ぜひ聴いてみてください。

Emotional度♡♡♡♡
Bluesy度♡♡♡
Mellow度♡♡♡♡
酒のお供度♡♡♡♡        

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