Al Jarreau / Jarreau (1983) – Jay Graydon

お花見に合うPopさです

A1. Mornin'
 2. Boogie Down
 3. I Will Be Here For You (Nitakungodea Milele)
 4. Save Me
 

B1. Step By Step
 2. Black And Blues
 3. Trouble In Paradise
 4. Not Like This
 5. Love Is Waiting


 
 
Al Jarreauの'83年の作品です。自分にとってのAl Jarreau初体験で思い出深い作品です。中学生だったか高校生だったか忘れてしまいましたが、NHK-FM「軽音楽をあなたに」でB1~B3が流れ、曲の良さと歌のうまさに引き込まれ、たまたま安テープに録音していたので繰り返し聞きました。市内に輸入盤を扱う新星堂ができたので探しにいったら置いてありました。店員さんにお願いして取り置きしてもらい、新聞配達のバイト代が入ると速攻で買いに行きました。(開店と同時に東京から転勤してきた音楽に詳しい人で、ギターを弾くといったら、B.B.やMagic Samのレコードを教えてくれました。仲良くしていただいたのでよく端数をまけてくれたりしてくれました)B面の3曲はもちろん、A1,A3など美しい曲ばかりで大満足でした。高二の時の花見に、ラジカセで流すので気に入った曲を持ち寄ろうということになり、自分はこの盤を録音して持っていきました。残念ながら、サザンやユーミン、聖子ちゃん、カルチャークラブなどの中では浮きまくってしまいました。
メンバーは決して浮くことのない以下の重鎮ばかりです。Jeff Porcaro、Steve Gadd(Ds)、Abraham Laboriel(B)、David Foster、Michael Omartian、Greg Mathieson、Robbie Buchanan(Key)、 Bill Champlin、Richard Page(Cho)
Jay Graydonがこのアルバムを作るために最高のメンバーを集めたのでしょう。私の花見も、他校の女子をメンバーに集めたのに、音楽的にはドン引きされました。A1,B1 B3など、春のウキウキした雰囲気に合うと思ったのですが・・・
30数年経ってもいまだに悔しいので、今日、皇居を花見しながらランニングするときにBGMにしました。合う!



<ギターの聴きどころ>

A1,PorcaroのドラムとAbeのベースのコンビネーションに軽やかなカッティングが乗り、曲が始まりますサビの一部ではカッティングがお休みしていルオがアレンジの妙でしょうか。
Robbie Buchananのエレピが美しいA3では、コーラスサウンドでのバッキングです。サビのところのコンプも加えたシングルミュートが時代を感じさせます。
A4でもメロディックなカッティング、アルペジオです。
一際キャッチーなB1,イントロのさりげないユニゾンにまず惹かれます。ヴォーカルが入るとアルペジオ、シングルノートカッティング、オブリなど技を駆使して曲を彩ります。幸せな気分になれる曲です。
BluseyなB2では、シャッフルのカッティングに、ダビングされたハモリのソロとヴォーカルとのコール&レスポンスのオブリが入ります。
再びキャッチーなB3でもアルペジオ、シングルノート、オブリ(ヴァイオリン奏法やハーモニクス奏法も出てきます)を巧みに使い分けたバッキングに、粘りのあるドライブサウンドでのよく歌うソロも聴けます。
アルバム全体として、ホーンのリフやシンセとのコンビネーションを考えたツボを押さえた弾きすぎないプレイが見事で、単なるプレイヤーではなく、アレンジャー、プロデューサーとしての才覚を感じさせます。
ギターは、ストラトかと思いきや、60年代初期の335のセンター部にシングルコイルを増設し、フロント、リアのハムもタップ仕様としてハーフトーンも出るように改造した機種を使っていたようです。(ヤングギターかプレイヤーで見ました)。のちに、自分も始めたかったエレキギターであるYamaha SA700に同じ改造を施しました。
本作を気に入って、GraydonとDavid Fosterの双頭ユニットのAirPlayのアルバムも購入しました。バラード系のよく歌うソロは気にってよく聴きましたが、他の曲は結構Rockでした。







Emotional度♡♡♡
Bluesy度♡♡♡
Mellow度♡♡♡♡♡   
花見と酒のお供度♡♡♡♡♡

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