Koinonia / More Than A Feelin’ (1983) – Dean Parks

テーマ弾いてよー!なんでソロも弾かないのー!(By スーパー三助)

A1. More Than A Feelin'
 2. Rescue
 3. Graceful
 4. Cuando
 5. Divina

 
B1. Give Your Love
 2. Valentine
 3. Funky Bumpkins
 4. On My Way Home
 


 
Koinoniaの'83年の作品です。日本盤の帯に「LAナイトの主役、七人の侍登場!」「LA最新、最強というにふさわしいメンバーたち」と書かれている通りベースのAbraham LaborielをリーダーとしたLAの売れっ子セッションミュージシャンにより結成され、Baked Potatoを拠点にライブを重ね(インナーにライブ写真が載っています)、5枚のアルバムをリリースしており、本作は1枚目となります。
高校生の時に、NHK-FMの「軽音楽をあなたに」のFusion特集でA1が流れ、キャッチーなメロディと流れるようなギターが気に入り、地元には、レコード店にもレンタル店にも置いてなかったので、カセットテープに録音したものをよく聴いていました。
上京後はブラック中心にレコードを集めていたのでいつしか忘れてしまっていましたが、90年代の頭ごろ、茶水UnionのFusion安箱で発見、ワンコインで購入しました。

<ギターの聴きどころ>

針を落としてA1を聴いた瞬間、ハム+Boogieと思われる美しいナチュラルディストーションの美しいメロディに懐かしさが込み上げてきました。まさに心地よさ、聴きやすさを追求したFusionの典型的な曲ではないでしょうか?しかし、ここで疑問が!FMのDJによる紹介では「AbeとDean Parksが中心となって結成されたバンド」でしたので、このリードはずっとDean Parksだと思っていたのですが、写真をみると右のParksがストラト、左のHockensmithがレスポールで、右のバッキングはストラトの音、ということはこのプレイはHockensmithということでしょうか?ここでもParksはバッキングしか弾かない・・・その後の調査でも、KoinoniaのメインギターはHockensmithとのことで、バッキングがParksのようです。

にゃんこスターのスーパー三助氏は語ります。(にゃんこスターの縄跳びネタを思い出して読んでください)

 わぁ~~~い!お~いらは、Parksのギター、大好き少年だよ~!
 Parksのギターってサイコーだよねぇ
 あれ?こんなところに「Koinonia」のLPがあるよ!
 僕が聴かなきゃ誰が聴くってんだい?ちょ~っと、聴いてみよ~っとぅ
(A1. More Than A Feelin'スタート)
 あら~っ!右から素敵なリズムギター出てきましたねぇ!上手だねぇ!いいねぇ!良いプレイしてるよ、Parks!
 もっと盛り上がるの?凄い凄い凄いっ!テーマが来るよ?これテーマどうなっちゃうのぅ?

 弾かなぁぁぁぁい!テーマでギター、弾かないの~?
 なんで?なんで弾かないの?弾いて!弾いて!弾いて! テーマで、ギター、弾かない ですか~?
 どうして?弾いて、弾いて、お願い、お願い!
 弾く気まったくないっ!なんで弾かないのよぅ?え~?それは何よぅ?それは何よぅ?ねぇ?
 1曲終わっちゃうよぅ?終わっちゃったよぅ。なんで弾かないのよ~。よ〜。よ〜。
  そんな私たちのバンド名はコイノニアでした〜

 安心してください、弾いてますよ。バッキングを!(By とにかく明るい安村)

つまらないネタはともかく、他の曲もテーマやソロなどは基本的にHockensmithのようです。(A2とB3の左から聴こえるソロはParksのような気もします)
HockensmithのギターはCarltonを思わせるプレイで、A4でのBluesyなプレイ、ラストのB4の泣きのプレイなど、A1以外でも聴きどころ満載です。(もちろんParksのバッキングも!)
日本盤は、またしてもジャケット差し替えの術を使っていますが、これぐらい快適な音楽なら、本作に限っては日本盤のジャケットの方がオリジナルより中身を的確に表現しているかもです。


Emotional度♡♡♡♡
Bluesy度♡♡♡
Mellow度♡♡♡♡
酒のお供度♡♡♡♡

オリジナルのジャケットはこっちです

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