Lee Ritenour / Rit (1981)

Featuiring Eric Tagg。多彩なギターです。A4,花見に合います。

A1. Mr. Briefcase
 2. (Just) Tell Me Pretty Lies
 3. No Sympathy
 4. Is It You?
 5. Dreamwalk
 
 
B1. Countdown (Captain Fingers)
 2. Good Question
 3. (You Caught Me) Smilin'
 4. On The Slow Glide
 5. No Sympathy (Reprise)



 
 
Lee Ritenourの'81年の作品です。世界中でフュージョンブームが巻き起こり、'76年の”First Flight”から立て続けにリーダー作をリリースしたRitenour、本作はEric Taggのヴォーカルをフューチャーし(半数の5曲で歌っています)、バックを固めるメンバーも信じられないような豪華な顔ぶれで、世の中がAORブームに流れて行く中セールス的にも成功を収めました。Wikiにも解説がありますので詳細参照してください。
日本でもCarltonとと(フュージョン)ギターファンの人気を二分していたRitenour、音楽雑誌などでも大々的に取り上げられているのを目にしました。(まだ自分のエレキギターは買っていませんでしたが、高中さんを聴き始め欲しくてなった時期でした)その後、FMでA4を聴いて気に入り、Carltonのアルバムと並んで私立図書館に置いてあったものを視聴覚室でヘッドフォンで聴きました。その後、レンタルレコードで借り、カセットテープに録音して聴いていました。(この頃はまだ自分の中でもCarltonとそれほど好みの面で差がなく、続く"Rit2"や"On the Line"や"Best"もレンタルで借りて聴きました。)
本作も、A4が花見に合うと思ったので”Jarreau”やEric Tagの”Dreamwalkin”のA2,A5,B3,B4などと共に高校の合コン花見に持っていきましたが不評でした。悔しいので毎年この時期花見をしながら聴いています。
なお、買ったのは上京後数年経って社会人になってからで、ワンコインで叩き売られていたものを救出しました。

<ギターの聴きどころ>

今にして思うと、Ritenourのギターよりも、美メロとEtic Tagg様の美声が気に入っていたような気がします。改めて聴いても、Ritenourの引き出しの多さ(奏法、フレーズ、いろんなジャンルへの精通、エフェクトも含めたサウンドメイキング)と、ソツのないプレイは技術的には上手いなあと感心するものの、刺激や一途な情熱のようなものが薄いような気がして自分の好みがBluesなどクセの強いものに変わって行ったこともあって、優等生的なプレイを物足りなく感じるようになってしまいました。と言うことで、ギターアルバムというよりはヴォーカルアルバムとして聴いていた気がします。大好きなA4でもイントロでスライドバーのプレイが入ったり、異なるバッキングパターンを重ねたり、タメの聴いたメロウなソロを弾いたりと多彩なプレイですが、バッキングGaleだったら、とか、オブリDavid T.だったら、とか、ソロCarltonだったら、などと考えるとどれも80点の合格点で、120点ではない気がします。(オール4のミュージシャンなのかもしれません)
哀愁のあるA5も美しいメロディとプレイですが、Carltonの「(It Was) Only Yesterday」と比べると泣きの度合いが違います。B3は本作の中ではBluesyですがCarltonやRobbenだったらもっとドラマティックに歌うのだろうと考えてしまいます。
でも決して嫌いなわけではなく、すべてのLPとほとんどのCDを集めており(全部中古ですが)、ランニングや農作業のBGMには重宝しています。
そしてA4は花見も!こんな甘く爽やかな曲を聴かせたら桜ももっと美しく咲くのではないでしょうか?
今回も取り止めのない雑談ですみません・・・・


Emotional度♡♡♡
Bluesy度♡♡
Mellow度♡♡♡♡♡
酒のお供度♡♡♡♡
花見のお供度🌸🌸🌸🌸🌸

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