Ralph MacDonald – Surprize (1985) – Eric Gale

控えめなバッキングですが随所でいい味を出しています。

A1. Laying In His Arms
 2. One Life To Live
 3. Santa Cruz
 4. Just Hold Me
 
 
B1. You Need More Calypso
 2. Charlo
 3. Kiss And Make Up
 4. Surprize

 
 
 


Ralph MacDonaldの'85年の作品です。前年のUniversal Rhythm同様、Marcus MillerやGadd,Tee,Galeとともに録音しています。プレイヤーとしての実力はもちろんですが、ソングライターとしても優れた才能を持ち、Just A Two Of UsIn The Name Of Loveなど、歴史に残る美メロを提供しています。前作でも歌物を2曲取り上げており、本作ではA1,A2,A4,B1,B2,B3と、8曲中6曲が歌物です。
ただし、今回は自身のペンによる曲は、A2,A3の2曲のみです。そのせいかポップ路線と流行り始めたワールドミュージックを無理やり1枚に詰め込んだ感があり、個人的にはアルバム全体としては散漫な印象を受けました。
本作も、Galeの名前を裏ジャケで発見しての購入です。他のフュージョン盤と比べるとRalph MacDonaldの作品は発見頻度がそれほど高くなくエサ箱で見かけることはほとんどありませんでした。逆に値段はそれほど安くなく、3桁で買ったLPはありませんでした。本作もCD再発されなかったためか、1500円ぐらいだったかと思います。

<ギターの聴きどころ>

 GaleはA2,A4,B2,B3に参加していると思われます。本作でもソロはなく、バッキングも控え目ですが、Galeしか出せない味のある職人芸を随所で聴くことが出来ます。
Yogi Leeの歌うミディアムスロウのA2では、コーラスのかかったサウンドでのシンプルなコードの刻みとチョーキングを使わない抑えたオブリです。
ポップなA4、イントロのリフも抑えたプレイですが、シングルノートのフレーズの最後にダブルストップのスライドをさりげなく挿し入れ、実にいい味です。少しStevie Wonderを思わせるDennis Collinsのヴォーカルやスチールドラムのバックでは、控えめにコードを流しています。
B2は、ミュートでコントロールしたイントロで入り、ヴォーカルのバックでもリフレインします。なぜか、サビでは音量が下がったカッティングに変わりAメロでリフが復活する流れです。
リズミカルなB3では、途中までは、敢えて?音を刻まずコードを流して細かいリズムをパーカションに任せています。後半の盛り上がりに合わせてようやくキレのあるカッティングに転じます。
A1,A3のストラトっぽいカッティングとディストーションソロ、B1とB4のカッティングは、もう一人のギタリストのPhil Hamiltonだと思います。(裏ジャケのクレジットにはA1とA3の表記しかありませんが)
「クリスタルの恋人達」以降、おしゃれ層をターゲットに売れ線を狙うにはGaleの個性的なソロは刺激が強すぎたのでしょうか?




Emotional度♡♡♡
Bluesy度♡♡♡ 
Mellow度♡♡♡♡
酒のお供度♡♡♡♡

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