竹内まりや / Turntable (2019) – 松木恒秀

松木さんの最後の演奏です。

Disc.1    More Expressions
01. すてきなヒットソング
02. オン・ザ・ユニヴァーシティ・ストリート
03. 待っているわ
04. 二人のバカンス
05. Sweetest Music
06. Natalie
07. アンフィシアターの夜
08. OH NO, OH YES!
09. 時空(とき)の旅人
10. 夢の続き
11. After Years
12. 明日の私
13. 幸せの探し方
14. ノスタルジア
15. シンクロニシティ(素敵な偶然)
16. 静かな伝説(レジェンド)
17. いのちの歌

Disc.2    Mariya’s Rarities
01. 戻っておいで・私の時間 (2011 Ver.)
02. 悲しきハート 
03. 悲しきあしおと (On The Street Ver.)
04. 君のために
05. Hey!Baby
06. 夜景
07. 約束
08. ミラクル・ラブ
09. 真冬のデイト
10. トライアングル
11. ファースト・デイト
12. 恋、はじめまして
13. 憧れ
14. 夏のイントロ
15. アップル・パップル・プリンセス (2008 Ver.)
16. MajiでKoiする5秒前
17. 声だけ聞かせて
18. シャンプー
19. You & Night & Whisky  ~ウイスキーが、お好きでしょ (English Ver.)
20. Where The Boys Are  ~ボーイ・ハント (English Ver.)

Disc.3    Premium Covers
01. Baby Mine (English Ver.)
02. No Reply
03. Tell Me Why
04. Devil In Her Heart
05. If I Fell
06. I'm Happy Just To Dance With You
07. Drive My Car
08. Nowhere Man
09. The Night Before 
10. You're Going To Lose That Girl
11. One After 909
12. Your Mother Should Know
13. This Boy
14. Fly Me To The Moon (In Other Words)
15. Scotch And Soda
16. Cry Me A River
17. (I Love You) For Sentimental Reasons
18. Out Of The Blue
19. Don't It Make My Brown Eyes Blue ~瞳のささやき
20. Tequila Sunrise
21. Southbound Train
22. Musician (It's Not An Easy Life)
23. Comment Te Dire Adieu ~さよならを教えて
24. Che Vuole Questa Musica Stasera ~ガラスの部屋
25. For Your Love


 
竹内まりやさんの'19年の作品です。音楽活動40周年を機に発売された3枚組で、Disc1 (More Expressions)は過去のベストアルバムに漏れた曲、Disc2 (Mariya's Rarities)はこれまで未収録のカップリング曲やセルフカバー、Disc3 (Premium Covers)は、BeatlesやJazzスタンダードを含む洋楽カバーとなっています。作品につては、Web上でWikiなどに詳細な解説があり、ご本人のインタビュー記事が出ていますのでそちらをご参照ください。
発売直後にネット上の情報で松木さんの参加を知り、慌ててAmazonで購入しました。



<ギターの聴きどころ>

豪華なブックレットには個別曲のクレジットがあり、松木さんは、Disc.3 の14〜17の4曲にWhat Is Hip?のメンバーと共に参加しています。新宿Pit Innのライブで倒れてから体調を崩し、レコーディング時も闘病中だったようですが、体調不良を感じさせないプロの演奏です。
14はガットによるBossa調のバッキングです。エレクトリックやスティール弦のサウンドとはまた異なるタッチとサウンドです。
15は佐橋さんのアコギ(右)とのコンビネーションです。左のプレイが松木さんで、入りの美しさから魅了されます。ハンマリング&プリングを交えたアルペジオややダブルストップのスライドなどいつもの松木さんのバッキングです。
多くのカバーのある16、私も大好きな曲です。ここでは少しトレブリーなサウンドに変わりますが、バッキング、オブリ、変わらぬ松木節で哀感のある曲に深みを加えています。
Nat King ColeやSam Cookeで有名な17、イントロでのJazzyなプレイ、曲に入ってからのバッキングやオブリともノートの選択もタイミングも絶妙です。まりやさんのコメント(各曲にコメントしています)によれば、最後のセッションだったそうで、松木さんの希望でコーラスでも参加しているとのことです。HipのライブでのMCでは、低音での語りでしたが、この曲でも低音パートでしょうか?
亡くなった後に世に出された演奏であり、媒体として残っている松木さんの演奏としては最後ではないでしょうか?亡くなったことは本当に残念ですが、晩年、しかも亡くなる直前までこのような素晴らしいプレイを残してくれたことに感謝したいと思います。
本作は現在でも新品で流通していますので、ぜひ聞いてください。



Emotional度♡♡♡
Bluesy度♡♡♡
Mellow度♡♡♡♡♡
酒のお供度♡♡♡♡♡

掲載していたYoutube、著作権侵害との警告を受けましたので削除しました。関係者の方にご迷惑をおかけしましたこと、この場を借りてお詫びします。

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