角松敏生 / The Gentle Sex (2000) – 松木恒秀

5、機械のビートにもマッチする味わい深いプレイでした。

 1. Unsteady Love	
 2. All Of You	
 3. I Can't Ever Change Your Love For Me	
 4. Single Girl	
 5. さよならを言わせて〜Let Me Say Good-bye〜	
 6. もどり道	
 7. サヨナラはくちぐせ	
 8. Bless Myself	
 9. 花瓶〜Album Version〜	
10. You're My Only Shinin' Star 〜Album Version〜	
11. 君という名の僕におしえたい


 
角松敏生さんの'00年の作品です。4を除きこれまで女性シンガーに提供してきた楽曲のセルフカバーで構成されています。時期や提供先の歌手はWikiを参照ください。80年代以降、いわゆるJ-Popをリアルタイムに真剣に聞いてなかったため(今にして振り返るとスノッブで嫌な奴だったかもしれません。そして今でも)、杏里さんの3以外は聞いたことがない曲ばかりでした。(ヒットした10はサビのところだけなんとなく聞いていたかもしれません)。
本作は、5年ほど前にネットの情報で松木さんの参加を知りました。すでに廃盤だったようで店頭にはなく、中古品もネット上で高値で取引されていましたが、サブスクの影響で閉店&縮小が相次ぐ某大手レンタル店のワゴンセールで1,000円で購入しました。バッチリレンタル品のシールや店のラベルが貼られたままでした。
女性の目線での複雑な恋愛感情を書かれた歌詞は野暮天の自分には重く感じられ辛いところもありますが、機会があれば女性シンガーのオリジナルも聞いてみたいと思っています。

<ギターの聴きどころ>

お目当ての松井さんは、インナーのブックレットには5に参加と記載されていました。早速飛ばして聴きます。原始的なリズムから跳ねる打ち込みビートに変わり、哀愁を感じさせる曲調ではあるものの、こういう曲に松木さのギターが合うのか?と思いつつ聴き進めます。曲も後半になったところで、Bensonばりのオクターブ+αでソロが始まりました。90年代以降の極限まで音を削ぎ落とすプレイとは異なり、かなり音数が多いものの明らかに松木さんです。いつものナチュラルトーンでありながら機械のビートにも巧みに乗って違和感を感じさせないところは流石です。
ギターは、他に3、10に浅野さん、6のガットソロが吉川忠英さんが参加している以外は、バッキング・ソロともMoonからシグネイチャーモデルを出すなどギターにも造詣が深い角松さん自身が弾いています。
なお、松木さんはもう角松さんの作品にもう1枚参加しており、機会があればご紹介したいと思います。





Emotional度♡♡♡
Bluesy度♡♡♡
Mellow度♡♡♡♡
酒のお供度♡♡♡ 歌詞が重いっす...

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