弘田三枝子 / グレイテスト・ヒッツ Go Go MICO (2015) – 松木恒秀

ベスト盤ですが、松木さん参加曲が(安価に)聴けます。

DISC-1
 1.人形の家	
 2.私が死んだら	
 3.渚のうわさ	
 4.枯葉のうわさ	
 5.涙のドライヴ	
 6.渚の天使	
 7.燃える手	
 8.ロダンの肖像	
 9.できごと	
10.バラの革命	
11.この大空に捨ててしまおう	
12.花の咲く朝	
13.蝶(ちょう)の雨	
14.マイ・メモリィ	
15.恋のクンビア	
16.夢みる乙女	
17.世界の国からこんにちは	
18.レオのうた	
19.『ドーベルマン刑事(デカ)』のテーマ	
20.悲しい恋をしてきたの	
21.人形の家(英語)	
22.道	

DISC-2
 1.ショー・タイム	
 2.砂に消えた涙	
 3.子供ぢゃないの	 
 4.ヴァケーション	
 5.渚のデイト	
 6.想い出の冬休み	
 7.私のベイビー	
 8.ナポリは恋人	
 9.可愛いマリア	
10.君に涙とほゝえみを	
11.夢みるシャンソン人形	
12.そよ風に乗って	
13.アイドルを探せ	
14.踊り明かそう	
15.トゥナイト	
16.パフ	
17.ロックン・ロール・ララバイ	
18.ボビーに首ったけ	
19.肩にほほをうずめて	
20.落葉のコンチェルト	
21.いそしぎ(HINO&MIKO)	
22.イエスタデイ・ワンス・モア	
23.マイ・ウェイ



 
弘田三枝子さんの'15年の作品です。レコード・デビュー55周年を記念して発売され、2枚のCDに、ヒット曲・ポップスのカバー・直近の作品まで45曲を収め、これまでの音楽活動の集大成ともいえるベスト盤です。
私自身は、松木さん参加作品である”76/45”、”My Funny Valentine”、”In My Feeling”などほんの一部しか聴いておりませんでしたが、本作を聴いて、先進性や歌の上手さを改めて感じました。
しかし、本作の購入動機は不純で、映画「ドーベルマン刑事」の挿入歌であるDisc1の14と19をできるだけ安く聴きたい、というものでした。少年ジャンプ掲載の平松伸二さんの漫画の方は読んでいたものの小学生であったこともあり映画は見ておらず、旧ツイッターでフォローさせていただいている方の紹介で松木さん参加曲として存在を知りました。しかし店頭で見かけたことはなく、ネットで価格を調べたらなんと2万円越え、シングル盤2曲、1曲当たり1万円以上、とても手が出せませんでした。半ば諦めながらネット調査(検索しただけですが)を進めると、この2曲が本作に含まれており、45曲も入っているのに1/7の値段、早速Amazonでポチりました。


<ギターの聴きどころ>

45曲ありますが、松木さんの参加は先の2曲だけです。ギタリストの名演ブログなので紹介は2曲に絞らせていただきます
2曲とも、作詩・作曲は弘田さん自身で、編曲がコルゲンさんです。
スロウの14、ムーディーなイントロに続いてしっとりと歌うヴォーカルが入り、続いて寄り添うようなオブリが左から入ります。若干硬めのサウンドですが、ためや焦らしのフレーズ、明らかに松木さんのプレイです。和製Galeと呼ばれた松木さんですが、この曲ではむしろDupreeを感じさせ、ダブルストップのグリッサンドはDavid T. を想起させます。
19はJazzFunkで、ストラトによるユニゾンチョーキングの印象的なイントロに続いて、ディレイによる効果音的なフレーズがが入ります。Soulfulなコーラス(岡沢さんですよね?)が入り、主役はスキャットを重ねてきます。センターにストラトハーフトーンのカッティング、右にJazzyなオブリが入り、重いドラム、ベースと共にGroovyでスリリングな演奏が続き、コーラスやスキャットと合わせてなんとも言えないカッコ良さです。
去年の4月には、シングル盤が2,200円で再発されたようです。買い直しませんでした。弘田さんの歌がたっぷり聴ける上に日野皓正さん参加曲もあり、明らかに本作の方がお買い得に思います。オリジナル盤も少しは値段が下がっているんでしょうか?







Emotional度♡♡♡♡
Bluesy度♡♡♡♡
Mellow度♡♡♡♡
酒のお供度♡♡♡♡♡

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