Stuff / Made In America (A Remembrance Of Richard Tee) (1994) – Eric Gale, Cornell Dupree

二人の最後の共演盤です。

 1. Made In America
 2. My Sweetness
 3. Do You Want Some Of This
 4. Reflections Of Divine Love
 5. Subway
 6. I Don't Know
 7. This One's For You
 8. Natural Anthem
 9. How Long Will It Last
10. Foots
11. Tee, When You're Near Me
12. My Blues








Stuffの'94年のリユニオン盤です。サブタイトルが示す通り93年の7月に膵臓がんで亡くなったRichard Tee(享年49歳)の追悼盤でもあり、 提唱者であるChris Parkerがプロデュースを担当し、Teeに代わってJames Alan Smithが参加しています。収録曲は、1,6,11,12が本作のためのオリジナル、1stより2,3,4,9,10が、2ndより5,7が再録、8がJesse Ed Davisのカバーとなります。録音は’93年の11月に行われ、翌年に日本のBridge Gate (Rainey&Walker Bandもリリースしたレーベルです)よりリリースされました
当時はインターネットがまだなく、Teeが亡くなったというニュースはAdlibやJazzLifeなどの雑誌で1ヶ月後に知りました。Stuffでの名演はもちろん、リーダー作2枚(Storokin'Natural Ingredients)も前年の’92年にようやく聴き始めたばかりでしたので、大変ショックでした。
Adlibで本作のリリースを知り、発売日に入手しました。






<ギターの聴きどころ>

1、ドラムのイントロから入り、作者のJames Alan Smithのアコピ、Dupreeの刻み(左)が続き、ベースとGaleのリード(右)が入って全員での演奏となります。キーボードが代わっていても、サウンドはかつてのStuffそのものであり、全く違和感はありません。
2から5までは再録となりますが、サウンドがクリアになったこともありオリジナルよりスッキリした印象を受けました。特に二人のギターのエフェクトが薄くなったせいかと思います。)しかし、タメとツッコミのGale、独特のタイム感(ズレ)のあるDupreeの超個性的なプレイは何ら変化がなく、懐かしさと安心感を感じます。
Gordon Edwards作のシャッフル6もいい感じのグルーブです。Gale→Dupreeの順で交互にプレイし、二人ともBluesyでありながらスタイルの違いが明確になって興味深い曲です。
7も再録です。ここでは二人のドラムソロ合戦があります。先がChris Parkerで後がGadd?(違っていたらすみません)
8、オリジナルの雰囲気(Edのギターも、Dupreeぽい揺らぎとGaleっぽいくどさを感じます)を残しつつ、うまく料理されています。
9は、作者はGaleですが、ここでの主役はリズム、テーマ、ソロともDupreeが主役です。(Galeのソロは後半に入ります。)やはりエフェクトが少ない分、サウンドがよく聴こえて自分はこっちの方が好みです。
10、電子音的なイントロのエフェクトを初めて聴いた時は??でしたが、曲が進むとあの曲でした。Gordon親方の仕切りで現代風にリメイクしたようです。
11がChris Parker作の追悼曲です。Teeのヴォイシングなどを意識して作ったそうですが、湿っぽくなっておらず、いつも通りのノリで明るく送り出している印象です。
12はかつてのStuffのレコードには入っていなかったどBluesです。ここではDupreeの独壇場です。(Stuffのアルバムには??な気もしますが、実は本作で最もよく聴いています)
ギターは、GaleがHeritageのSuper Eagle,、DupreeがYamahaのDupree Jam(SJベースの改造機)で、インナーに写真が載っています。
この翌年にはGaleも亡くなってしまい、音源として残っている限りでは二人の最後の共演になってしまいました。
店頭で見ることがほとんどありませんが見つけたらぜひ聴いてください。













Emotional度♡♡♡♡
Bluesy度♡♡♡♡ 
Mellow度♡♡♡♡
お酒のお供度♡♡♡♡

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です