The Wild Magnolias / Life Is A Carnival (1999) – 山岸潤史

すっかり現地に馴染み,このGrooveに不可欠な存在になっています。

 1. Pock-A-Nae
 2. Coochie Molly
 3. Who Knows
 4. Life Is A Carnival
 5. Party
 6. Old Time Indian
 7. All On A Mardi Gas Day
 8. Shanda Handa
 9. Cowboys & Indians
10. Blackhawk
11. Pocket Change
12. Herc-Jolly-John
13. Battlefield
14. Hang Tough
15. Tootie Mae
16. Peacepipe









The Wild Magnoliasの'99年の作品です。New OrleansのMardi Gras IndianのトライブでありバンドでもあるThe Wild Magnolias、現地のミュージシャンの参加を受けながら長く活動を続けており(詳細はWiki参照ください)、'95年には同地に移住した山岸さんが参加、本作でもほとんどの作品に参加しています。
山岸さんは'80年代後半以降、再結成された古巣のWest Road BluesbandChickenshackBobby WomackやDavid T.も参加したリーダー作Band Of Pleasureなど、精力的な音楽活動を行いどれも成功を収めてきましたが、それらの実績や音楽的基盤を全てかなぐり捨て、単身N.O.に移住してしまいました。(その当時は日本でのCD発表がなくなってしまうこと、ライブなどを見に行けなくなってしまったことを残念に思いました)。しかし、積み上げた音楽的素養と持ち前のバイタリティでセッションを通じてあっという間に現地に溶け込み、前作にあたる”1313 Hoodoo Street”よりレコーディングにも参加しており、本作ではすっかりメンバーの一員としてバンドのGrooveに不可欠な存在になっています。




<ギターの聴きどころ>

山岸さんは7,8,15を除く全曲に参加しています。
コール&レスポンスからいきなり腰にくるリズムで始まる1、ところどころオブリを交えながら小気味よくリズムを刻み、中間のソロではドライブサウンドで切り込んできます。
続くセカンドラインファンクの2ではワウを駆使したカッティングでアクセントを加え、中間部では大きく歌う吠えるようなソロをプレイします。
古いR&B風の3では、重ねによる左右からのバッキングに加え、ナチュラルドライブでのタメのあるソロを披露します。
The Bandのカバー4では、ゲスト参加のRobbie Robertson(右)を的確なバッキングで支えています。
以降も、N.O.のFunkやR&Bで、コード、シングルトーン、オブリを取り混ぜたパターン化されないバッキングでGrooveの一端を担い(ミュートやブラッシングの使い方が絶妙です)、ソロではここぞとばかり弾きまくり、存在感を発揮しています。
その後もPapa Grows Funkや、Charmaine Nevilleなど数々のセッションレコーディングに参加し、現在でも現地で活躍を続けている山岸さん(昨年5月のブルースカーニバル東京では、ホトケさんに「外タレ」として紹介されていました)、日本に帰ってきたらまた熱い(暑苦しい?すみません)プレイを見にいきたいと思います。












Emotional度♡♡♡♡♡
Bluesy度♡♡♡♡ 
Mellow度♡♡
お酒のお供度♡♡♡♡

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